
フリーランスジョブ(FJ)の案件データベースで「Copilot」を含む案件数を集計したところ、2025年1月の5件から2026年5月には65件へと約13倍に拡大していることが確認された。
「Copilot」はGitHubのコーディング支援ツール(GitHub Copilot)として広く認識されているが、案件本文の分析からは、Microsoft 365(M365)への統合やカスタムAIエージェント構築ツール「Copilot Studio」を対象とした案件が急増しており、「コーディング支援」にとどまらないMicrosoft AIプラットフォーム全体の需要拡大が起きていることが判明した。
Copilot関連案件の月次推移を、案件本文から読み取れる類型別に集計した。

▲ 「GitHub Copilot系」はGitHubとの共起、「M365/Copilot Studio系」はM365・Microsoft 365・Copilot Studio・Teamsとの共起で分類。重複除去後の案件数。
| 月 | GitHub系 | M365系 | その他 | 合計 |
| 2025-01 | 2 | 0 | 3 | 5 |
| 2025-06 | 4 | 4 | 12 | 20 |
| 2025-10 | 8 | 15 | 16 | 39 |
| 2026-01 | 7 | 5 | 22 | 34 |
| 2026-03 | 11 | 5 | 28 | 44 |
| 2026-05 | 24 | 14 | 27 | 65 |
2025年10月のスパイク(39件)では、M365/Copilot Studio系(15件)がGitHub系(8件)を上回った。2026年5月(65件)は全期間の最高値で、GitHub系(24件)・M365系(14件)が両輪で増加している。
案件本文の共起キーワードを分析すると、「Copilot」という名称が持つ需要は大きく3つに分類できる。
① GitHub Copilot(コーディング支援)
エンジニアの開発環境に組み込まれるコーディング補助ツール。GitHub(52%共起)との組み合わせで登場し、Pythonやバックエンド開発スキルと並列で要件に記載される。フリーランスエンジニアが日常業務で使うツールとしての需要が中心だ。
案件例:「GitHub Copilotを活用した開発プロセス効率化」「AIコーディングツール活用を前提としたチーム開発」
② Microsoft 365 Copilot(企業業務のAI化)
Microsoft 365の各アプリ(Teams・Outlook・Word・Excel)にCopilot機能を導入・展開する案件。企業全体へのM365 Copilotロールアウトや、社員向けの利活用促進・ガバナンス整備を担うロールが増加している。単価は78.2万円と3類型の中で最も低いが、案件のトップ単価は160万円(「M365利活用促進・運営案件」)と幅広い。
案件例:「Microsoft365利活用促進・新機能検証」「M365テナント管理/ガバナンス整備・導入支援」
③ Copilot Studio(カスタムAIエージェント構築)
Microsoftが提供するノーコード/ローコードのカスタムAIエージェント構築ツール。社内ナレッジに基づいた独自のCopilotを企業が自社で作れる仕組みで、Power Platform(12%共起)・SharePoint(7.5%共起)との連携案件として登場する。Copilot Studioの共起率は13%(60件)に達しており、ChatGPT(4%)やDify(5%)を上回る存在感を示している。
案件例:「Power Platform/Copilot連携による業務改善支援」「Copilot Studioを使った社内向けAIエージェント構築」
Copilot案件全体(452件)の主な共起キーワードは以下のとおりだ。
| キーワード | 出現件数 | 出現率 |
| GitHub | 236件 | 52% |
| Python | 100件 | 22% |
| Azure | 69件 | 15% |
| Copilot Studio | 60件 | 13% |
| Power Platform | 56件 | 12% |
| DX | 36件 | 8% |
| SharePoint | 34件 | 8% |
| LLM | 33件 | 7% |
| 業務効率化 | 31件 | 7% |
| Microsoft 365 / M365 | 31件 | 7% |
| Teams | 21件 | 5% |
Copilot案件の半数(52%)はGitHubとの共起があり、コーディング需要が依然として主流だ。しかし「Copilot Studio」(13%)「Power Platform」(12%)「M365」(7%)「Teams」(5%)を合算すると、Microsoft 365エコシステム関連の出現率も相当数に達する。

▲ 赤破線は市場全体の中央値(67.5万円)。
| 類型 | 月額平均単価 | 件数 |
| GitHub Copilot 系 | 82.1万円 | 138件 |
| その他 Copilot 系 | 81.3万円 | 230件 |
| M365 / Copilot Studio 系 | 78.2万円 | 84件 |
3類型すべてが市場全体の中央値(67.5万円)を上回っている。GitHub Copilot系が最も高単価だが、M365/Copilot Studio系も78.2万円と中央値より11万円高い。M365案件は企業ガバナンスや展開支援の性格が強く、個別案件では160万円台のものも存在する。
FJ案件DBに登場する主要AIツール・プラットフォームを6グループに分類し、月次件数を比較した。グループ内の複数ツールに同時にマッチする案件は重複除去している(例:「OpenAI APIとChatGPTを使った…」は1件として計上)。

▲ 各グループのキーワード定義:Claude系=「Claude」、OpenAI/ChatGPT系=「OpenAI」「ChatGPT」「Codex」「GPT」、Google/Gemini系=「Gemini」「Google AI」「Vertex AI」、Copilot=「Copilot」全種類、Cursor=「Cursor」、Dify=「Dify」。Antigravity(Google)はDB上で出現なし(速報)。
| グループ | 2026-05 月次 | 累計(2025-06〜) |
| Claude系 | 81件 | 333件 |
| Copilot | 48件 | 240件 |
| OpenAI/ChatGPT系 | 39件 | 267件 |
| Cursor | 30件 | 213件 |
| Google/Gemini系 | 21件 | 151件 |
| Dify | 4件 | 53件 |
Claude系が圧倒的な1位で急加速している。2026年1月時点では31件だったが、4月に60件、5月に81件と直近2ヶ月で倍増している。
CopilotはOpenAI/ChatGPT系を逆転して2位に浮上した。2025年10月時点ではOpenAI/ChatGPT系(36件)がCopilot(24件)を上回っていたが、2026年5月にはCopilot(48件)がOpenAI/ChatGPT系(39件)を追い抜いた。累計でもOpenAI/ChatGPT系(267件)がCopilot(240件)より多いが、その差は2026年に逆転しつつある。
Cursorは2025-10に36件のピークをつけたが、その後は20〜30件台で推移しており、伸びが鈍化している。Google/Gemini系は累計151件と着実に存在感を高めているが、Copilotの半分以下にとどまっている。
調査・分析:AI Professionals編集部 / Hajimari株式会社 データ取得日:2026年6月17日
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項目
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内容
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データソース
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フリーランスジョブ(FJ)案件データベース
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分析対象
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案件名・案件概要・スキル要件に「Copilot」を含む案件(重複除去後452件)
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分析対象期間
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2025年1月〜2026年5月
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類型分類
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案件本文の共起キーワードにより「GitHub Copilot系」「M365/Copilot Studio系」「その他」に分類
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単価フィルタ
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月額20万円未満・300万円超を外れ値として除外
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