【2026年版】建設・製造・物流など現場DXを支える企業のテックブログ25選

2026.09.11

フリーランスエンジニアに役立つ情報をお届けする、フリーランスジョブ編集部です。

「建設現場で図面を確認する」「工場の設備からデータを取得する」「物流会社で配送ルートを組む」「飲食店で注文を厨房へ送る」といった「リアルな現場」をデジタル化するシステムには、一般的なWebサービスとは異なる課題があります。

通信環境への対応、紙やFAXからの移行、古い基幹システムとの連携、IoT機器との接続など、現場特有の制約をどう乗り越えるかはエンジニアにとって格好の学びになります。

本記事では、建設・製造・物流・店舗などの現場DXに共通する技術的特徴を整理したうえで、実践的な知見を発信する企業のテックブログ25選を紹介します。

※本記事の内容は2026年8月時点の公開情報をもとに作成しています。最新情報は各公式サイトでご確認ください

目次

現場DXに共通するシステム開発の特徴

建設、製造、物流、店舗、保育、不動産、エネルギーなどの現場DXでは、一般的なWebサービスとは異なる制約を考慮する必要があります。大きな特徴は、システムだけで業務が完結しないことです。

ここからは、各業界の商習慣や法規制などを踏まえ、DXを進めるうえで生じる技術的課題を見ていきましょう。

建設・施工DX|オフライン環境と複雑な現場業務への対応

建設DXで特徴的なのが、システムを利用する場所そのものに制約があることです。地下や高層階など通信が不安定な場所もあるため、図面や写真を端末へ保持し、オフラインで操作した内容を通信復旧後に同期するといった設計が必要になります。

また、図面、写真、工程表、検査記録、請求書など扱うデータが多く、元請け、下請け、職人など複数の事業者が関わります。紙やFAX、Excelを利用する企業もあるため、既存業務を残しながら段階的にデジタルへ移行する設計も重要です。

さらに、現場ではタブレットを片手に立ったまま操作することもあります。一般的なオフィス向けSaaS以上に、少ない操作で目的を達成できるUIが求められる領域です。

製造・物流DX|ハードウェアとリアルタイムデータをどうつなぐか

製造・物流DXでは、ソフトウェアだけでなく「モノ」と接続するケースが多くなります。工場ではPLC、CNC、センサー、カメラなどからデータを収集し、物流では車両の位置情報や倉庫設備などとシステムを連携させます。

難しいのは、数十年前に導入された設備と最新のクラウドサービスが共存することです。古い設備を交換せず、IoTゲートウェイなどを追加してデータを取得する「レトロフィット」が必要になるケースもあります。

物流では配車や配送ルートの最適化など、システムの処理結果がそのまま現場の動きにつながります。処理遅延や障害が配送業務を止める可能性があるため、リアルタイム性と安定性を両立する設計が重要です。FAXや紙の配送依頼書をAI-OCRでデータ化するといった、既存業務との橋渡しも代表的な技術課題です。

交通・モビリティDX|リアルタイム性と業界固有の業務を両立する

タクシーや配車サービスでは、「車両」という現実世界の資源をリアルタイムに管理する必要があります。位置情報、乗客からの注文、ドライバーの状態などを組み合わせ、適切な車両を割り当てるシステムには、高い可用性とリアルタイム性が求められます。

一方、既存のタクシー会社には電話受付など従来型のオペレーションも残っています。AIによる電話受付を導入する場合でも、既存の配車システムや現場業務と接続しなければDXは成立しません。

さらに、運賃制度や乗務員の勤務体系など業界固有のルールへの理解も必要です。エンジニアには、単にアプリを開発するだけでなく、交通事業者の業務を理解してドメインモデルへ落とし込む力が求められます。

飲食・小売・店舗DX|「レジの向こう側」まで考えるシステム設計

店舗DXでは、POSレジ、決済端末、ハンディ、キッチンモニター、モバイルオーダーなど複数のシステムや端末が連携します。顧客がスマートフォンで注文した情報が厨房へ届き、会計や在庫データにも反映されるなど、画面の裏側ではさまざまな処理が動いています。

特に重要なのが、システム障害や操作ミスによって店舗営業を止めないことです。忙しい時間帯でも迷わず操作できるUIや、通信障害時の対応など、現場を前提とした設計が必要になります。

また、チェーン店と個人店、飲食店と小売店では業務フローが異なります。一つのSaaSで多様な店舗を支えるには、共通化する部分と個別対応する部分を適切に切り分ける設計力が問われます。

保育・介護・現場サービスDX|制度と「人の業務」をシステムに落とし込む

保育・介護などでは、現場職員が本来業務を行いながらシステムを操作するため、入力負荷を最小限に抑えることが重要です。PCの前に座って長時間入力することを前提にせず、タブレットやスマートフォンで短時間に操作できるUIが求められます。

さらに、行政制度との関係が深く、自治体ごとに異なる手続きや帳票への対応が必要になる場合があります。紙の申請書や既存の自治体システムが残っていれば、それらとの共存も考えなければなりません。

こうした領域では、仕様書だけを読んでも実際の業務を理解できないことがあります。現場へのヒアリングや導入支援、問い合わせ対応から得た知識を開発チームへ還流させ、プロダクトを改善していく仕組みが特に重要です。

不動産・エネルギー・インフラDX|既存システムと制度を前提にモダナイズする

不動産やエネルギーは、既存の業務システムや外部事業者とのデータ連携が複雑になりやすい領域です。不動産では物件情報が企業ごとに異なるCSVなどで管理されているケースがあり、外部システムから受け取ったデータを正規化して自社サービスへ取り込む仕組みが必要になります。

エネルギーでは料金・契約制度が複雑なうえ、電力取引などリアルタイム性が要求されるサービスもあります。法制度や市場ルールの変更をシステムへ反映し続けることも必要です。

社会インフラを支えるシステムは簡単には止められません。そのため全面刷新だけでなく、既存システムを動かしながら段階的にクラウド化・マイクロサービス化するなど、「止めずに変える」ためのアーキテクチャ設計が重要になります。

建設・施工・設備DX

アンドパッド|ANDPAD Tech Blog

※画像参照:ANDPAD Tech Blog

株式会社アンドパッドは、現場の効率化から経営改善までを一元管理できるクラウド型建築・建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を提供しています。

「ANDPAD Tech Blog」では、Web・モバイル開発、SRE、AI・機械学習、データ基盤などの技術知見を発信しています。注目したいのが「表キャプチャ機能の開発の裏側」です。電気図面の「盤表」からExcelへ転記する現場作業を効率化するため、機械学習による読み取りと、人が修正できるUIを組み合わせた開発過程を紹介しています。

AIの精度だけを追求せず、現場の業務フローとUXを含めて課題を解決する考え方を学べるため、建設DXや現場向けサービスの開発に携わるエンジニアに有用です。

会社名株式会社アンドパッド
URLhttps://tech.andpad.co.jp/

スパイダープラス|スパイダープラス Tech Blog

※画像参照:スパイダープラス Tech Blog

スパイダープラス株式会社は、建築図面・現場管理アプリ「SPIDER+」を提供しています。

「スパイダープラス Tech Blog」では、建設SaaSを支えるバックエンドやモバイル開発、SRE、生成AIなどの技術知見を発信しています。

「15年もののプロダクトを6ヶ月でフルリプレースした話」では、約43万行に及ぶ既存のiPad・iPhoneアプリをFlutterへ刷新する際、Claude Codeなどを活用し、仕様書やテストシナリオの生成、AIによるコードレビューまで開発フローそのものを再設計した過程を紹介。

長期間使われてきた業務システムを、既存仕様を維持しながらモダナイズする方法を学びたいエンジニアに有用です。

会社名スパイダープラス株式会社
URLhttps://techblog.spiderplus.co.jp/

建設システム|KENTEM TechBlog

※画像参照:KENTEM TechBlog

株式会社建設システム(KENTEM)は、施工管理システム「デキスパート」やBIM/CIM・3D施工データ作成を支援する「INNOSiTE」など、建設業向けのICTソリューションを提供しています。

「KENTEM TechBlog」では、3D、モバイル、AI、フロントエンドなど、建設DXを支える技術や開発ノウハウを発信。注目したいのが「建設業のドメイン知識はどう身につける?未経験でもキャッチアップできるKENTEMの仕組み」です。

建設未経験のエンジニアが、社内勉強会や現場見学などを通じて業界知識を習得する仕組みを紹介しています。技術だけでは解決できない現場業務への理解をどう深めるかを知ることができ、建設DXへの参画を考えるエンジニアに有用です。

会社名株式会社建設システム
URLhttps://tech.kentem.jp/

燈|AKARI Tech Blog

※画像参照:AKARI Tech Blog

燈株式会社は、建設業界の請求・発注・見積・経費精算・原価管理などをクラウドで一元管理する「Digital Billder」などを提供しています。

「AKARI Tech Blog」は、AI・機械学習、インフラ、フロントエンド、3D技術などの開発知見を発信しています。「デプロイ後の環境でだけPDFのフォント読み込みが壊れた件」では、紙やFAXでのやり取りが残る建設業務をデジタル化するDigital Billderを題材に、PDF.jsで日本語フォントが表示されなくなった問題の原因究明から、Terraformの設定修正までを解説しています。

現場で扱われる帳票とWeb技術をつなぐ際に生じる具体的な課題を学べる点が魅力です。

会社名燈株式会社
URLhttps://tech.akariinc.co.jp/

フォトラクション|株式会社フォトラクション

※画像参照:株式会社フォトラクション

株式会社フォトラクションは、写真や図面など施工管理に必要な情報を一元管理する施工管理クラウド「Photoruction Build」や、建設BPOなどを提供しています。

公式Zennでは、建設DXを支えるAI、AWS、SREなどの開発知見を紹介しています。注目したいのが「図面ファイル非同期処理基盤のコンテナ化でやったこと」です。ユーザーがアップロードした画像・PDF形式の図面を変換・結合・分解する既存基盤について、技術的負債を解消するためコンテナ化を進めた過程を解説しています。

建設現場特有の図面データを扱いながら、既存システムを段階的にモダナイズする実例を学べるため、SREやバックエンドエンジニアに有用です。

会社名株式会社フォトラクション
URLhttps://zenn.dev/p/photoruction_bl

製造・物流・IoT・現場データDX

キャディ|CADDi Tech Blog

※画像参照:CADDi Tech Blog

キャディ株式会社は、社内に散在する製造データを構造化・関連付け、業務での活用を支援する「製造業AIデータプラットフォーム」を提供しています。

「CADDi Tech Blog」では、AI・機械学習、検索基盤、データプラットフォームなどの開発知見を発信。「AIとデータが『共通言語』で繋がる日:マルチモーダル埋め込みが切り拓く製造業の新たな可能性」では、マルチモーダル埋め込みの仕組みや研究事例を紹介し、3D CADを検索クエリとして形状的・構造的に近い図面を探すなど、製造業での活用可能性を解説しています。

製造業特有の非構造・マルチモーダルデータをAIでどう活用するかを学びたいエンジニアに有用です。

会社名キャディ株式会社
URLhttps://caddi.tech/

アプトポッド|aptpod Tech Blog

※画像参照:aptpod Tech Blog

株式会社アプトポッドは、産業IoT向けデータ伝送ミドルウェア「intdash」などを提供しています。「aptpod Tech Blog」では、自動車、ロボット、IoTなどを題材に、リアルタイムデータ伝送やSDK、インフラなどの技術知見を発信しています。

注目したいのが「intdashによるリアルタイム通信【前編】― WebRTCだけじゃない映像伝送の選択肢」です。産業用途で映像をリアルタイム伝送する際の課題を整理し、センサーデータとの統合や録画・解析まで考慮した通信方式を解説しています。

工場や車両、建設現場など、物理空間から大量のデータを収集・活用するシステムの設計を学びたいエンジニアに有用です。

会社名株式会社アプトポッド
URLhttps://tech.aptpod.co.jp/

Hacobu|Hacobuテックブログ

※画像参照:Hacobuテックブログ

株式会社Hacobuは、トラック予約受付や動態管理、配車受発注・管理などを行うクラウド物流管理ソリューション「MOVO」を提供しています。

「Hacobuテックブログ」では、物流DXを支えるAI、バックエンド、データ基盤などの技術知見を紹介しています。注目したいのが「数万通りの書式をプロンプトエンジニアリングなしで攻略するAI-OCRのしくみ」です。物流現場に残るFAXやPDF、紙の配送依頼書を題材に、企業・拠点ごとに異なる数万通りの書式を生成AIで読み取る仕組みを解説しています。

手書きや汚れ、文脈依存の指示まで存在する現場の帳票をどうデジタル化するかを学べるため、物流DXやAI活用に関心のあるエンジニアに有用です。

会社名株式会社Hacobu
URLhttps://zenn.dev/p/hacobu

ハコベル|Hacobell Developers Blog

※画像参照:Hacobell Developers Blog

ハコベル株式会社は、荷主と運送会社をつなぐ運送手配サービスや、荷主・運送会社向けの物流DXシステムを提供しています。

「Hacobell Developers Blog」では、配車・物流業務を支えるバックエンドやAWS、フロントエンド、開発プロセスなどの知見を発信。「『SQS*Step Functions*Fargate』でジョブの待ち時間を解消したら、コストも80%削減できた話」では、配送ルートの最適化計算で処理待ちが発生していた課題に対し、AWSのマネージドサービスを組み合わせてアーキテクチャを刷新した過程を解説しています。

処理遅延が実際の配車業務に直結する物流システムならではの性能設計を学べる記事です。

会社名ハコベル株式会社
URLhttps://zenn.dev/p/hacobell_dev

日本ラッド|RAD DX Tech Blog

※画像参照:RAD DX Tech Blog

日本ラッド株式会社は、IoTプラットフォーム「Dereva」やリアルタイム生産パフォーマンス分析「Konekti EX」など、製造現場向けのDXソリューションを提供しています。

「RAD DX Tech Blog」では、PLC・CNCからのデータ収集、IoTゲートウェイ、MES、SCADAなど、工場DXの実践知を発信。注目したい記事が「なぜ古い設備のデータ収集は進まないのか」です。導入から20年以上経過した設備をIoT化する際の課題を整理し、新旧設備の混在やメーカーサポート終了、制御への影響といった制約を踏まえたレトロフィットの判断ポイントを解説しています。

既存設備を稼働させながらDXを進める製造現場特有の課題を学べる点が魅力です。

会社名日本ラッド株式会社
URLhttps://dx-techblog.nippon-rad.co.jp/

セーフィー|セーフィー テックブログ

※画像参照:セーフィー テックブログ

セーフィー株式会社は、クラウド録画サービス「Safie」を開発・運営し、映像を活用した現場DXを支援しています。

「セーフィー テックブログ」では、クラウドカメラや映像AI、エッジ処理、バックエンドなどの技術知見を発信。「映像AIで工場の『チョコ停』を可視化する」では、生産ラインの数秒~数分程度の停止をカメラ映像からAIで検知・可視化する社内プロトタイプ「Safie Factory Insight」の構成を紹介しています。

映像の取り込みからAI推論、API、ダッシュボード、LLMによる原因分析まで具体的に示されており、製造現場にAI・IoTを組み込むシステム開発を学びたいエンジニアに有用です。

会社名セーフィー株式会社
URLhttps://zenn.dev/p/safie_inc

交通・店舗・飲食・リテールDX

GO|GO Tech Blog

※画像参照:GO Tech Blog

GO株式会社は、タクシーアプリ「GO」をはじめ、タクシー事業者向けDX・GXサービスなどを提供しています。

「GO Tech Blog」では、AIやデータ分析、バックエンド、SRE、モバイル、ハードウェアなど、モビリティサービスを支える技術知見を発信しています。「エンジニアはドメイン知識とどう向き合うべきか?」という記事では、タクシー事業者向けEV・充電インフラのシステム開発を題材に、業務で使われる用語とコード上の命名を統一し、業務構造をモデルへ反映する重要性を解説しています。

複雑な現場業務を理解し、保守性の高いシステムへ落とし込む考え方を学べる点が魅力です。

会社名GO株式会社
URLhttps://techblog.goinc.jp/

newmo|newmo 技術ブログ

※画像参照:newmo 技術ブログ

newmo株式会社は、タクシー事業の運営に加え、タクシー配車アプリ「newmo」、日本版ライドシェア、自動運転タクシーなどを展開しています。

「newmo 技術ブログ」では、配車システムやモバイル、AI、データ基盤など、モビリティの現場を支える開発知見を発信。注目したいのが「仕様解読困難な状況を AI と共に解読した話」。グループに参画した老舗タクシー会社で、長年使われてきたシステムの仕様や知見が十分に残っていないという課題に対し、生成AIを活用して既存仕様を解析した取り組みを紹介しています。

レガシーシステムを理解しながら現場DXを進める実践的なアプローチを学べる点が魅力です。

会社名newmo株式会社
URLhttps://tech.newmo.me/

STORES|STORES Product Blog

※画像参照:STORES Product Blog

STORES株式会社は、POSレジ、キャッシュレス決済、予約、モバイルオーダーなど、お店のデジタル化を支援するサービスを提供しています。

「STORES Product Blog」では、モバイル・バックエンド、SRE、QA、データ分析などの開発知見を発信。「『ひとつのSTORES』を目指す『Webエンジニア』としての働き方」では、モバイルオーダーを題材に、テイクアウト/イートイン、オンライン決済/退店時のレジ決済といった店舗ごとに異なる業務フローを整理し、客数入力などの要件へ落とし込む過程を紹介しています。

現場のオペレーションを理解してシステム設計へ反映する実例として、店舗DXに携わるエンジニアに有用です。

会社名STORES株式会社
URLhttps://product.st.inc/

リクルート|リクルート テックブログ

※画像参照:リクルート テックブログ

株式会社リクルートは、飲食店の注文業務を支援する「Airレジ オーダー」をはじめ、さまざまな業務・経営支援サービスを提供しています。

「リクルート テックブログ」では、各プロダクトで培ったAI、データ、フロントエンド、インフラなどの技術知見を発信。「『Airレジ オーダー』モバイルオーダーの改善記」という記事では、飲食店の利用客がスマートフォンから注文するシステムを題材に、React・TypeScriptを用いたフロントエンドの改善を紹介しています。

実店舗の注文オペレーションを支えるサービスがどのような技術で構成され、改善されているのかを知ることができ、飲食・店舗DXに関心のあるエンジニアに有用です。

会社名株式会社リクルート
URLhttps://techblog.recruit.co.jp/

ZOZO|ZOZO TECH BLOG

※画像参照:ZOZO TECH BLOG

株式会社ZOZOは、ファッションEC「ZOZOTOWN」に加え、物流拠点「ZOZOBASE」を活用したフルフィルメント支援サービス「Fulfillment by ZOZO」などを展開しています。

「ZOZO TECH BLOG」では、物流・ECを支えるバックエンドやSRE、データ基盤、AI活用などの技術知見を発信しています。注目したいのが「Claude Code Skills × Bedrockで実現するドメイン特化のPR自動レビュー」。物流特有の複雑なドメイン知識をAIに与え、一般的なコード品質だけでなく、FBZ固有の業務ルールまで考慮したレビューを行う仕組みを紹介しています。

複雑な現場業務の知識を開発プロセスへ組み込む方法を学べる点が魅力です。

会社名株式会社ZOZO
URLhttps://techblog.zozo.com/

フェズ|フェズ開発ブログ

※画像参照:フェズ開発ブログ

株式会社フェズは、リテールメディア事業・リテールDX事業を展開し、購買データを活用した「Urumo」などを提供しています。

「フェズ開発ブログ」では、データ基盤やAI、バックエンド、SREなど、小売DXを支える技術知見を紹介しています。「密着!データエンジニアの1日!」という注目記事では、小売企業からID-POSデータを受領してデータ基盤へ取り込む業務を題材に、関係部門との仕様調整や、個人情報を含む購買データの利用状況を追跡する監査ログの分析環境構築などを解説しています。

実店舗から生まれる大量の購買データを、安全かつビジネスで活用できる状態へ整える実務を学べる点が魅力です。

会社名株式会社フェズ
URLhttps://zenn.dev/p/fez_tech

保育・介護・訪問サービスDX

コドモン|コドモン Product Team Blog

※画像参照:コドモン Product Team Blog

株式会社コドモンは、保育・教育施設の業務や保護者とのコミュニケーションを支援する、こども施設向けICTシステム「CoDMON」を提供しています。

「コドモン Product Team Blog」では、AWSやSRE、QA、AIなどの技術に加え、保育現場の業務をシステムへ落とし込む開発プロセスも発信。注目したいのが「『正解の仕様が分からない』を乗り越えた、給付費申請画面刷新プロジェクトの実践例」です。自治体システムの更改に伴う開発で、施設職員へのヒアリングから紙で残る業務まで把握し、必要な機能を取捨選択する過程を紹介しています。

現場を理解して仕様を決める、保育DXならではの開発を学べる点が魅力です。

会社名株式会社コドモン
URLhttps://tech.codmon.com/

ゼスト|ゼスト Tech Blog

※画像参照:ゼスト Tech Blog

株式会社ゼストは、訪問看護・介護・診療などのスケジュール最適化や経営支援を行う、在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を提供しています。

「ゼスト Tech Blog」では、TypeScriptやReact、GCP、AI活用などの技術知見に加え、在宅医療・介護特有の業務課題も紹介。「Hello, World! 在宅医療・介護業界向けSaaS開発のゼストです」では、職員の資格や勤務シフト、利用者の希望時間、必要な訪問人数、移動ルートなど、多数の条件を考慮して訪問スケジュールを最適化する技術的な難しさを紹介しています。

現場固有の複雑な制約をシステムへ落とし込む考え方を学びたいエンジニアに有用です。

会社名株式会社ゼスト
URLhttps://techblog.zest.jp/

不動産・エネルギー・住環境DX

イタンジ|ITANDI Engineer Blog

※画像参照:ITANDI Engineer Blog

イタンジ株式会社は、不動産賃貸業務のDXを支援する「ITANDI BB」や「ITANDI 賃貸管理」などのサービスを提供しています。

「ITANDI Engineer Blog」では、Ruby on Railsやフロントエンド、インフラ、QA、AIなどの開発知見を発信。「Railsモジュラーモノリスの依存関係を見える化する」という記事では、不動産会社など外部システムからさまざまなCSV形式で届く物件情報を取り込み、別のシステムへ出稿する「物件連動システム」を題材に、複数機能を一つのRailsアプリへ統合する際の依存関係をPackwerkで整理する方法を解説しています。

不動産業界の複雑なデータ連携と、保守性の高い設計を学べる点が魅力です。

会社名イタンジ株式会社
URLhttps://tech.itandi.co.jp/

LIFULL|LIFULL Creators Blog

※画像参照:LIFULL Creators Blog

株式会社LIFULLは、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」などを提供しています。

「LIFULL Creators Blog」では、同サービスを支えるAI、データ基盤、QA、ネイティブアプリ、開発効率化などの知見を発信。注目したいのが「広範囲に及ぶシステム依存を地道に紐解く。LIFULL HOME’S 賃貸における行動ログ送信処理の整理と、エンジニアリングのROI」。長年の運用で複雑化した行動ログ送信処理について、依存関係を洗い出し、段階的に整理した過程を紹介しています。

既存サービスを止めずに技術的負債を解消する方法や、改善にかける工数と効果をどう評価するかを学べる点が魅力です。

会社名株式会社LIFULL
URLhttps://www.lifull.blog/

ENECHANGE|ENECHANGE Developer Blog

※画像参照:ENECHANGE Developer Blog

ENECHANGE株式会社は、電力・ガス切り替えプラットフォーム「エネチェンジ」をはじめ、エネルギー領域のプラットフォームやデータを活用したサービスを展開しています。

「ENECHANGE Developer Blog」では、AWSやTerraform、フロントエンド、モバイル、AI活用などの開発知見を発信しています。「Jotai への移行途中で見えた構造的課題」という注目記事では、電力料金シミュレーションを題材に、複雑化したReactの状態管理を分析し、問題の本質がライブラリではなく「判定の所在」にあると突き止めた過程を紹介しています。

複雑な料金・契約条件を扱う業務システムで、ドメインロジックとUIをどう整理するかを学べる点が魅力です。

会社名ENECHANGE株式会社
URLhttps://tech.enechange.co.jp/

東京ガス|my TOKTO GAS Tech blog

※画像参照:my TOKTO GAS Tech blog

東京ガス株式会社は、都市ガスや電力の供給・販売をはじめ、エネルギー・ソリューション事業を展開しています。

「my TOKTO GAS Tech blog」では、「my TOKYO GAS」の開発を中心に、AWS、マイクロサービス、SRE、モバイルアプリなどの技術知見を発信。注目したいのが「マイクロサービスプラットフォームを EKS から ECS に移行しました」。Amazon EKSで構築した基盤を、運用負荷やチーム規模を考慮してECS/Fargateへ移行した経緯と成果を解説しています。

大規模な生活インフラを支えるサービスで、技術的な高度さだけでなく保守・運用まで考慮して基盤を選択する実例を学べる点が魅力です。

会社名東京ガス株式会社
URLhttps://tech-blog.tokyo-gas.co.jp/

enechain|enechain Tech Blog

※画像参照:enechain Tech Blog

株式会社enechainは、エネルギーのマーケットプレイスを運営し、電力取引プラットフォーム「eSquare」などを提供しています。

「enechain Tech Blog」では、GoやReact、PostgreSQL、クラウド、データ基盤など、エネルギー取引を支える技術知見を発信。注目記事が「電力取引プラットフォームのリアルタイム通知を支えるアーキテクチャ」です。

JEPXの時間前市場では約定が随時発生するため、その結果を即座に利用者へ届ける必要があります。そこでPostgreSQLのLISTEN/NOTIFYとgRPC Server Streamingを組み合わせた設計を解説。電力市場特有のリアルタイム性をシステムへ落とし込む実例を学べる点が魅力です。 

会社名株式会社enechain
URLhttps://techblog.enechain.com/

Nature|Nature Engineering Blog

※画像参照:Nature Engineering Blog

Nature株式会社は、スマートリモコン「Nature Remo」や家庭のエネルギーマネジメントを手軽にするスマホHEMS「Nature Remo E」などを提供しています。

「Nature Engineering Blog」では、IoT、ファームウェア、モバイル、バックエンドなど、ハードウェアとソフトウェアをつなぐ技術知見を発信。注目したいのが「Nature における『スマートロックとはなにか』をドメインモデリングする」です。

スマートロック「Nature Lock」の開発を題材に、「鍵」や「ドア」など現実世界の概念をソフトウェア上でどう定義・設計するかを解説しています。物理デバイスとクラウドサービスが連携するIoT開発の設計を学べる点が魅力です。

会社名Nature株式会社
URLhttps://engineering.nature.global/

まとめ

現場DXでは、最新技術を導入するだけでは課題を解決できません。

通信が不安定な建設現場、古い設備が稼働する工場、紙やFAXが残る物流、複雑なオペレーションを抱える店舗など、それぞれの現場を理解したうえでシステムを設計する必要があります。

今回紹介したテックブログでは、AIやクラウド、IoTといった技術だけでなく、既存システムのモダナイズ、業界固有のデータ処理、現場へのヒアリングを通じた仕様策定など、実際のDXプロジェクトだからこそ得られる知見を学べます。

フリーランスエンジニアにとって、こうした業界固有の課題を理解することは案件選びにも役立ちます。興味のある業界のテックブログを継続的に読み、技術とドメイン知識の両方を身につけていきましょう。