
株式会社ニュウジアは2026年9月24日、AI映像・画像・音声生成プラットフォーム「genas.AI」で、原稿からショートアニメ・ショートドラマを1話単位で制作できる新機能「Story Studio(ストーリースタジオ)」の提供を9月19日に開始したと発表しました。9月22日には、画像生成機能にOpenAIの画像生成モデル「GPT Image 2.5」も搭載しています。
genas.AIの動画生成は、1回あたり最大30秒です。Story Studioは物語をカットに分けて生成・連結し、1話30秒〜10分(目安)の作品に仕上げます。入力できるのはアイデア・あらすじ・脚本・小説で、1話あたり最大3万字です。第2話・第3話と続くシリーズ制作にも対応します。
これまでのAI動画生成には、1回で1話分の長さに届かない、カットごとに人物の顔や服装が変わる、声・字幕・BGMを付けてつなぐ工程が重い、という3つの壁がありました。Story Studioはこれらをまとめて解消する狙いで開発したと説明しています。
株式会社ニュウジア 代表取締役の柏口之宏氏は、次のようにコメントしています。
「Story Studioは、フリーランスの方が一人でも『1話』を仕上げられる制作室です。提案の段階で動く第1話を見せて受注につなげる、エコノミー品質の試作で方向性を固めてから本番品質で仕上げる、といった使い方をおすすめします。映像制作の経験がない方にも新しい仕事の入口になるはずです。AIが出すのは第一稿で、何を描きどれを選ぶかを決めるのは作り手です。」
主な機能は次のとおりです。
同社は、設定画を参照する仕組みによりカットをまたいでも見た目がそろうとしています。ネイティブ音声では言い回しが台本と少し変わる場合があり、字幕は実際の音声に合わせて整えられます。
料金は1pt=20円(税別)のポイント制です。企画・カット割り・通し再生・仕上げ・書き出しは無料で、ポイントを使うのは設定画・絵コンテの絵・映像(任意で音声合成)です。各工程の費用は実行前に表示され、1話ごとに設定した上限を超える工程は始まりません。生成に失敗した分は消費されないか、自動で返還されます。品質はエコノミー(下書き品質・480p)、スタンダード(本番品質・480p)、ハイクオリティ(本番品質・720p)の3段階です。
スタンダード品質で1話を作る場合の目安として、同社は次の試算を示しています。
| 長さ | 消費ポイント | 税別の費用 |
|---|---|---|
| 3分程度 | 約500〜600pt | 約1万〜1.2万円 |
| 10分程度 | 約1,600〜1,800pt | 約3.2万〜3.6万円 |
試算の前提は、新規作品の第1話(登場人物・場所の設定画を含む)、1カット平均6〜7秒、ネイティブ音声、直しなしです。費用の約8割は映像の生成で、長さにほぼ比例するとのことです。第2話以降は設定画の分が減り、直しを行えばその分が加わります。エコノミー品質は映像の費用がスタンダードの約8分の1です。リリースの作例(エコノミー・約40秒・6カット・字幕のみ)の消費は約37pt(税別約740円)でした。
料金ページによると、ポイントは50pt(税込1,100円)から都度購入でき、月額契約は必須ではありません。新規登録時には14日間の無料トライアル(最大150pt・税別3,000円相当、付与条件あり)があります。
映像制作やSNSコンテンツの制作を請け負うフリーランスにとって、原稿からショートドラマやアニメを1話単位で制作できる点は、新しい制作手段の一つになりそうです。企画やカット割り、映像、音声、字幕、書き出しまでを一つのサービス内で進められるため、提案段階の試作から納品用の映像制作まで活用できます。
費用は工程ごとに実行前に表示され、1話ごとの上限も設定できます。スタンダード品質では3分程度で税別約1万〜1.2万円という試算も示されており、制作前におおよそのコストを把握できる点も特徴です。個人事業主による受託案件でも通常のアカウントを利用できるとのことで、映像制作を仕事に取り入れたいフリーランスにとって試しやすいサービスといえそうです。
《参照》
Story Studio|genas.AI
https://genas.ai/story-studio/
料金|genas.AI
https://genas.ai/pricing/
プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000127837.html