クリエイティブジャンプ、PC背面広告ネットワーク『Founding 1000』開始 最初の1,000人を無料募集

2026.09.08

株式会社クリエイティブジャンプは2026年9月1日、ノートPCの背面を広告枠として使うPC背面広告ネットワーク『Founding 1000』を開始しました。1,000台のノートPCを束ねてひとつの広告媒体として企業に提供する構想で、現在は最初の1,000人となるPCオーナーを無料で募集しています。

1,000台をひとつの媒体として扱う構想

参加者は自分のノートPCの背面に広告を掲載し、普段どおりカフェ・大学・オフィスなどでPCを使います。企業から受け取る広告費の一部は、実際に広告掲載へ参加したPCオーナーへ還元するとしています。

同社によると、1社の広告を1台だけに掲載するのではなく、複数のノートPC背面へ同時に展開できる広告ネットワークをつくることを目指しています。
同社の担当者は次のようにコメントしています。

「『Founding 1000』は、普段カフェやコワーキングスペース、大学、オフィスなどで使われているノートPCの背面を、新しい広告媒体として捉える試みです。1台ずつでは小さな広告枠でも、1,000台が集まれば新しいメディアになる。そんな仕組みを参加者の皆さまと一緒につくっていきたいと考えています。」

登録は3項目 広告掲載の義務なし

登録に必要なのは、名前(ニックネーム可)・メールアドレス・都道府県の3項目です。登録料はかかりません。登録順にFounding Member #0001〜#1000のMember Numberが発行されます。

登録した時点で広告を掲載する義務はありません。実際の広告案件に参加するかどうかは、案件ごとに各自が選択します。案件が決まった際には、広告主・広告デザイン・掲載期間・参加時の報酬といった条件が事前に案内されます。

PCメーカーや機種、普段の利用場所といった情報は、広告案件を開始する段階で改めて確認する形です。会社や学校から貸与されているPCを使う場合は、所有者・管理者の許可が必要です。

広告ステッカーの仕様は案件ごとに決定

編集部の問い合わせに対し、同社は広告の掲出方法を説明しました。ノートPCの背面にスポンサー企業の広告ステッカーを貼る形を想定しており、背面全体を覆うものではなく、PCを通常どおり使いながら広告として視認できるサイズを見込んでいます。掲載期間が終了した後はステッカーを剥がす運用を予定しており、素材は筐体への影響や糊残りをできるだけ抑えられるものを選ぶ方針です。

ステッカーの具体的な素材・サイズ・貼付期間は、実際の広告案件に合わせて最終決定するとのことです。

報酬の受け取りは請求書なしを想定 金額は未定

報酬については、「1台あたり月○円」といった金額は現時点で決まっていません。第1号案件の広告価格は1,000台到達後に公開オークション形式で決める予定で、登録の時点では報酬は確定しないとしています。

構想している広告商品は、1,000台のノートPC背面を30日間、1社の広告で掲載するというものです。Founding Memberが1,000人に達した後、企業向けに第1号スポンサーを募集します。

受け取り方については、個人の参加者は原則として請求書の発行を不要とし、広告掲載の実績を確認したうえで同社から直接支払う仕組みを予定しているとのことです。具体的な振込方法や支払時期は、広告案件の開始時までに案内する予定です。

背景にある海外の事例

同社が背景として挙げているのは、フランスの個人開発者Vincent氏が2026年8月26日に公開した『Brand My Mac』です。自身が購入予定のMacBook Proの背面を10個の広告枠に分け、企業がオークション形式で入札する形をとりました。同社によると、10枠すべてに入札が入り、2026年8月28日時点の入札総額は7,000ユーロを超えました。オークションは継続中のため、この金額は確定した売上ではなく、その時点での最高入札額の合計です。

Vincent氏は2026年8月28日、他のPCオーナーも広告枠を販売できる『BrandMyLaptop』を公開しました。こちらは固定価格方式で、PCオーナー自身が価格や掲載条件を設定します。同サイト上の「159 lids / $2,991 sold」という表示について、同社は2026年8月30日18時時点で確認した数値であり、確定した決算額ではないと注記しています。

なお『Founding 1000』は、この2つのサービスとは独立したプロジェクトで、運営者との提携・協業・ライセンス関係はありません。

「日本初」表記の条件

同社は『Founding 1000』を「日本初」とうたっています。条件として挙げているのは、個人が所有するノートPCの背面を広告枠として登録し、複数のPCオーナーの端末をネットワーク化して企業向け広告媒体として提供し、広告案件に参加したPCオーナーへ広告掲載料の一部を還元するサービスという範囲です。2026年9月1日時点の同社調べで、国内の検索エンジン・プレスリリース配信サービス・広告媒体データベースなどの公開情報をもとに調査したと説明しています。調査方法と確認した類似事例は、同社が別ページで公開しています。

フリーランスジョブ編集部のコメント

普段使っているノートPCを広告媒体として活用し、案件に参加すると広告掲載料の一部を受け取れるという、新しい収益化の仕組みです。カフェやコワーキングスペースなどでノートPCを使う機会が多いフリーランスにとっても、日常の作業環境を生かした取り組みとして気になるサービスです。

登録は無料で、登録しただけで広告を掲載する義務はありません。広告主やデザイン、掲載期間、報酬などの条件を確認したうえで、案件ごとに参加するかを選べる点も特徴です。現時点では報酬額は決まっておらず、1,000人のFounding Memberが集まった後に第1号スポンサーを募集する予定のため、まずは新しい広告ネットワークの立ち上げに参加する仕組みとして注目したいところです。

《参照》

PC背面広告ネットワーク『Founding 1000』
https://founding1000.creativejump.jp/

プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000180781.html