
株式会社モトヤは2026年8月24日、文字種を限定したフォント「モトヤフォントlite」への10書体の追加を発表しました。追加分は2026年8月下旬から順次販売され、価格は1書体5,500円(税込)です。取り扱いはダウンロード販売サイトに限定され、先行販売分と合わせて計20書体となります。1ライセンスでインストールできるのは1台までです。
目次
文字セットは常用漢字と人名用漢字を中心とした合計3,681文字で、内訳は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文字セット | 改定常用漢字2,136字、人名用漢字863字、JIS X 0208全角非漢字、JIS X 0201プロポーショナル英数字・半角カタカナ(合計3,681文字) |
| フォーマット | JIS2004字形(N付き)OpenTypeフォント(Windows版・Mac版) |
| 対応OS | Windows 7以降 日本語版/Mac OS 10以降 日本語版 |
| 価格 | 1書体5,500円(税込) |
| ライセンス | 1ライセンスにつき1台のパソコンにインストール可能 |
| 販売方法 | ダウンロード販売限定 |
異体字切り換え技術のIVS(異体字シーケンス)には対応します。一方、JIS90字形(N無し)とのセット商品ではなく、「令和」を含む和暦の合字も収録されていません。
同社によると、モトヤ書体の開発は1950年代に始まり、活字からアウトラインフォントに至るまで可読性と文字の美しさを追求してきました。印刷業界での採用に加えて、近年はテレビのテロップ・ゲーム・Web・地図サイトへの導入も増えているといいます。
同社は今回のlite版について、標準的な文章表現に使える範囲の文字種に絞った製品であり、動画配信などクリエイティブ用途での利用を想定していると説明しています。編集部の問い合わせに対する同社のコメントは、次のとおりです。
「モトヤフォントlite」は、YouTubeやTikTokの配信者をはじめ、クリエイティブな活動をされている方におすすめの商品です。さまざまなシーンで活躍できる高品位でバラエティー豊かな20書体が、「lite」の名前のとおり気軽に手軽に、パッと買えてサッとお使いいただけます。文字種として、標準的な文章表現に使用できる必要最低限の改定常用漢字(2,136字)や人名用漢字(863字)を収録しています。
編集部の問い合わせに対し、同社は1ライセンスにつき1台のパソコンにインストールできると回答しています。用途ごとの使用許諾の範囲は次のとおりです。
| 用途 | 可否 |
|---|---|
| 印刷 | ○ |
| Web | 条件付き(画像としての使用のみ。フォントファイルのサーバーへのアップロードとプログラムへの組込使用は別途相談) |
| ゲーム・アプリ | 条件付き(画像としての使用のみ。プログラムへの組込使用は別途相談) |
| 映像・動画 | 条件付き(画像としての使用のみ。プログラムへの組込使用は別途相談) |
| ロゴ | 条件付き(商標登録なしの場合は可。商標登録ありの場合は別途相談) |
独自の文字セットを採用しているため、収録していない文字を入力すると〓が表示されます。同社は文字化けの発生に関する注意を呼びかけています。
製品ページによると、アフロモール・デザインポケット・フォントガレージ・フォントファクトリーの各ダウンロード販売店が順次取り扱います。同社の直販サイト「MOTOYA FONT SHOP」では販売されず、「モトヤLETS」にも提供されません。
動画編集・スライド制作・資料デザインを請け負う機会がある方にとって、書体は一度購入すれば、許諾範囲の内側で複数の案件に使えます。一方で、インストールできるのは1ライセンスにつき1台までなので、デスクトップとノートを併用している場合は台数分のライセンスが必要になります。詳細は公式の製品ページで確認できます。
《参照》
モトヤフォントlite | 書体見本 | モトヤフォント
https://www.motoyafont.jp/products/motoyafontlite.html
プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000179710.html