地方で暮らしながら仕事をしていると、「自宅では集中できない。」「カフェや図書館は長時間の作業や打ち合わせが難しい。」と感じることはありませんか?
そんなお悩みを抱えるフリーランスのエンジニアにこそ知ってほしいのが、東北地方の自治体や地域団体が運営・支援しているテレワーク施設です。高速インターネットや個別ブース、静音設計の会議室など、主要都市にも引けを取らないスペースが、実は東北の各県に点在しています。
自然豊かなのびのびと働ける土地で、仕事に集中できる「第3の場所」を探している方にぴったりの選択肢を、県ごとにご紹介していきます。
目次
画像引用元:AOMORI STARTUP CENTER
「AOMORI STARTUP CENTER」は青森商工会議所会館1階にある市・県共催の起業支援拠点です。
ミーティングや作業に自由に使える快適な環境が提供されており、カウンター型のコワーキングスペースでは利用者間の繋がりも作ることができます。専門コーディネーターが常駐し、経営相談や起業準備に関する支援を無料で受けられるのも大きな特徴です。
フレキシブルに用途を変えて使用できるエリアでは、セミナーやワークショップなども開催。集中作業と学びの両立が叶えられ、自宅やカフェでは得られない創業支援と環境を提供してくれます。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:GRAVITY CO‑WORK
起業家やクリエイティブワーカーが多く集まる施設をお探しの方には、青森駅前、徒歩4分に位置する「GRAVITY CO‑WORK」をおすすめします。
早朝から深夜まで、年中無休で利用できることからその利便性は抜群。ロッカー・複合機の利用や大型モニターの貸出、法人登記にも対応しており、フリーランスにとって嬉しいオプションが用意されています。地域コミュニティとしても機能し、Uターンや移住を検討するワーカーにも支持されているようです。
ドロップイン・ビジター利用には条件がありますが、お試しワークや見学は無料で行えるため、気になる方は一度見に行ってみてはいかがでしょうか。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:東奥日報社
「Seven C’s」は新聞社である東奥日報社が運営しており、ドロップイン利用は予約不要で1日何時間使っても料金一律とコストパフォーマンスに優れているのが特徴のコワーキングスペースです。
ワーキングエリアは開放感に溢れたスペースになっており、WEBカメラやプロジェクター、コピー機などもオプション料金で利用可能。リコージャパン株式会社をオフィシャルパートナーに迎えていることから電子ホワイトボードなども導入されており、クリエイティブな仕事に最適といえます。
会員には郵便・宅配荷物等の取り置きサービスや登記サービスも用意されているので、起業・法人利用にも適しています。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:大船渡テレワークセンター
大船渡テレワークセンターは、市営住宅1階部分をリノベーションした、大船渡市が運営する複合スペースです。コワーキングスぺースとシェアオフィス、ものづくりの工作室まで備えており、大船渡市民はもちろんそれ以外の方も自由に使うことができます。
オープンスペースは予約不要で、飲食物も持ち込み可能。会議室や個別デスクで静かに作業したい方向けの部屋も整備されており、事前に予約すれば部屋を貸切ることもできます。
雑談・交流も歓迎されているので、楽しく会話をしながら作業を進めたい方にはぴったりな施設です。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:ヒロノット
閉校した中学校を再生し誕生した「ヒロノット」は、洋野町が運営する地域交流・創業支援複合型施設です。まるでキャンプ場のような空間のコワーキングスペース、会議室、体育館、簡易宿泊施設まで完備されています。
広々としたワークスペースには個室ブースやデスク席が用意されており、集中して作業をすることが可能です。ローチェアやハンモックなどもあるため、合間に利用してリラックスするのがおすすめ。
町内外からの利用者が集う中心となっており、ローカルビジネスに興味のあるフリーランスにとって新たなネットワーク形成にもつながる拠点です。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:亘理町
「亘理町コワーキングスペース」は、亘理駅に直結する町の生涯学習施設「悠里館」に作られたワークスペースです。町内を一望できる静かな環境が魅力で、高速Wi-Fi、電子黒板、複合機なども備えられています。
防音と換気設備が整っている個室ブースが完備されており、オンラインMTGにも対応可能。フリースペースのデスクは仕切りがあり、プライバシーに配慮されています。
初回に利用登録が必要ですが、コストパフォーマンスに優れており、気軽に利用できるのが嬉しいポイントです。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:いりやど
宿泊施設「いりやど」内にある木造空間のコワーキングスペース「IRIYA BASE」は、地元産杉材を使用した温もりある空間で、ワーケーションにも人気の施設です。
Wi-Fiや電源、モニター、複合機のほか、ミニキッチンや電子レンジなども完備。宿泊施設側にはセルフ売店や自動販売機もあるためとても便利でしょう。
地域交流イベントも多く、仕事と地元との繋がりを両立したい方におすすめです。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:Bizサポートよこて
「Bizサポートよこて」は、横手駅前の「Y2ぷらざ」内にある市営サテライト&コワーキングスペースです。
コワーキングスペースはフリーアドレスで、電源、専用Wi-Fiを完備。防音付きのWeb会議ブースやモニター、マイク、コピー複合機が整った会議室もあり、集中して作業したい方にはうってつけの場所といえます。メールボックスを活用すれば、住所利用・法人登記することも可能です。
駅徒歩3分と立地が良く、近隣に飲食店やホテルも多いため、集中作業後の利便性も高い環境なのが大きなメリットでしょう。
【住所】
【アクセス】
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【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
「ACTIVE! スペース」は、秋田県庁第2庁舎に2025年3月に新設された自治体支援型のコワーキング施設です。企業や個人事業主、起業を目指すクリエイターに最適なビジネス環境を提供してくれています。
各席に電源を完備したコワーキングエリアは12席あり、さらに1〜4人用の防音個室ブースをそれぞれ1室ずつ設置。オンラインMTGや集中作業にも適しています。WEBから予約可能となっており、コワーキングスペースは1回4時間まで、個室ブースは最大2時間予約が可能です。
誰でも無料で利用でき、秋田県及び公益財団法人あきた企業活性化センターが運営しているため、安心感があるのも特徴の一つといえます。
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【営業時間】
【定休日】
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(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:スタートアップステーション ジョージ山形
「スタートアップステーション ジョージ山形」は、山形駅直結のビルに位置するコワーキングスペースです。起業相談、創業支援メニューを備えており、地方発スタートアップの発信拠点として活用されています。
非常にリーズナブルな価格設定にもかかわらず、コミュニケーションステップやフリーアドレスゾーン、ノマドデスク、ミーティングルームなど施設内はとても充実しています。予約不要で空いているスペースを自由に使えるのも嬉しいポイント。
静かに集中して作業したいときは、個室を予約することもできます。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:C&C ひがしね
東根市と山形大学が運営する「C&Cひがしね」は、若手の創業支援や市民活動の拠点として機能する施設です。
コワーキングスペースにはWi-Fiや電源、ホワイトボード、大画面ディスプレイなどが完備されていて、学生や個人事業主が手軽に使える価格設定となっています。
仕事へのヒントが得られる「マンスリー特別講座」を開催しており、地域との接点をつくりながら働くことができます。
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【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:天童市立図書館
天童市立図書館のなかには、利用者同士が自由にコミュニケーションを図りながら、仕事ができるスペース「コワーキングスペースてんどう」が設けられています。
市民・観光客を問わず誰でも利用可能で、フリーWi-Fi、電源席、静音環境が整っています。
また市立図書館の第2会議室もイベントなどの予定がない場合に限り、コワーキングスペースとして開放されています。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:terrace ishimori
「テラス石森」は、廃校となった旧石森小学校を活用してつくられたテレワークセンター兼シェアオフィスです。
コワーキングスペースは小学校の図書館を活用しており、温もりを感じる開放感のある空間になっています。高速Wi-Fiにモニター、プリンターが完備されており、その場で飲食もOK。登記にも対応しています。
同施設内ではDIY・リノベーションイベントなど、地域参加型の取り組みも豊富です。仕事の前後などにリフレッシュ目的で参加してみるのもよいかもしれません。
【住所】
【アクセス】
【営業時間】
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
画像引用元:会津坂下町
会津坂下町では、各地区コミュニティセンターにテレワークスペースが整備されており、開館中は誰でも利用が可能です。
坂下、若宮、金上、広瀬、川西、八幡、高寺の7館すべてに、光回線相当の高速Wi‑Fiと電源が完備されており、PCによる作業、オンライン会議にも支障なく対応できます。
利用の際の事前手続きは不要で、席が空いていれば随時利用可能なオープンスペース形式のため、地方で集中作業したい方にとって手軽で使いやすい環境です。
【営業時間】
(川西コミュニティセンターのみ上記の時間で水曜閉館、土曜開館)
【定休日】
【料金】
(※金額は2025年7月31日時点)
地方でのリモートワーク環境を探しているフリーランスのエンジニアにとって、東北地方は“隠れた穴場”とも言える魅力的な施設が揃っています。
無料や低価格で利用できる自治体直営の施設、高速Wi-Fiや個室ブース、登記可能なスペース、自然と隣り合った静かな作業環境など、それぞれの施設が独自の強みを持ち、地方でも都市部に遜色ない働き方が可能です。
現地ではローカル起業支援や地域との交流が生まれやすいこともあり、単なる作業場以上の価値を提供してくれるでしょう。