フリーランスエンジニアに役立つ情報をお届けするフリーランスジョブ編集部です。
「仕事に必要なスキル、どうやって身につければいいんだろう…」そんな不安を抱える駆け出しフリーランスに向けて、無料で学べるオンライン講座を30個厳選しました。
プログラミング、デザイン、ビジネススキル、コミュニケーションの4分野にわたり、すべて日本語で学べる講座ばかり。初心者OK・実務直結の内容がそろっているので、スキマ時間を活用して確実にスキルアップできます。
「学ぶこと=仕事の幅を広げること」。ゼロ円から始められる学びで、あなたのフリーランス人生を一歩前に進めましょう。
目次
フリーランスとして仕事の幅を広げていくうえで、プログラミングやITスキルの基礎は、とても頼りになるスキルのひとつです。
とはいえ「スクールに通うのはハードルが高い」「独学だと何から始めればいいのか…」と悩む方も多いはず。
ここでは、初心者にもわかりやすく、無料で学べるオンライン講座13サイトを厳選してご紹介します。
今回ご紹介するのは、以下の通りです。
画像引用元:Progate
プログラミングに興味はあるけれど、なにから始めたらいいのか分からない……。そんなあなたにぴったりなのが、Progateです。
イラスト中心のスライドでやさしく学べる教材がそろっていて、動画よりもサクサク進められるのが特徴。ブラウザ上でコードを書いて結果をすぐに確認できるので、環境構築も不要で気軽に始められます。
料金は一部の基礎レッスンを無料で体験でき、有料プランでも月額990円〜(※年契約時)とお手頃。HTMLやJavaScript、Pythonなど多彩な言語に対応し、スキルアップに合わせてステップ形式で学べます。
スマホアプリにも対応しているため、通勤中やスキマ時間にも取り組みやすいのがうれしいポイント。プログラミングの第一歩を、自分のペースでやさしく踏み出したい方におすすめの学習サービスです。少しずつ学びながら、「つくれる自分」に近づいていきましょう。
画像引用元:ドットインストール
「時間がなくても少しずつ学びたい」そんな声に応えてくれるのが、ドットインストールです。すべてのレッスンが約3分の動画で構成されており、通勤中やスキマ時間にも気軽にプログラミング学習を進められます。
無料プランでは一部レッスンが視聴可能で、月額1,280円(税込・2025/7/26時点)のプレミアムプランに登録すると、8,000本以上の動画や現役エンジニアへの質問機能、参加型学習コンテンツ「256times」も利用できます。
HTML/CSSやJavaScriptなどの基本から、Python・機械学習・アプリ開発まで幅広くカバーされており、「どこから始めたらいいか分からない」という初心者の悩みにも対応した豊富な講座が魅力。
まずは短い動画で知識を増やしながら、実践的なスキルへとステップアップ。やがては自分のサービスを形にしたり、仕事に活かせる技術を身につける道が見えてくるはずです。
画像引用元:Paizaラーニング
Paizaラーニングは、「動画を見て、すぐに手を動かす」をコンセプトにしたプログラミング学習サービスです。
特徴は、3分程度の短い動画とブラウザ実行環境がセットになっており、環境構築なしで学べる点。演習課題やスキルチェック、レベルアップ問題集などアウトプット重視の構成で、着実に力が身につきます。
対応言語はJava、Python、Ruby、PHP、Cなど多岐にわたり、初心者から中級者まで幅広く対応。無料プランでも基本的な講座は体験でき、有料プランは1ヶ月1,490円(税込・2025/7/26時点)〜6ヶ月プランでは月あたり1,200円(2025/7/26時点)、12ヶ月なら月980円(2025/7/26時点)とお得に学習できます(初月無料の特典あり/条件付)。
「とにかく実践したい」「スキマ時間に少しずつ学びたい」という方にぴったり。スキルチェックなどの機能も充実しており、学びがそのまま自信やキャリアにつながる実感を得やすいのも魅力です。
画像引用元:CODEPREP(コードプレップ)
「書いて動かして学ぶ」感覚を大切にした、実践型のプログラミング学習サービスがCODEPREPです。
特徴は、あらかじめ用意されたコードの穴埋めからスタートし、慣れてきたら自由に編集・実行まで進められる流れ。初めてコードを書く方でも、自然とプログラムのしくみが体感できる構成になっています。
学習教材(ブック)は100冊以上と豊富で、HTMLやCSS、JavaScriptなどの基本から、PythonやJava、Reactといった応用的な技術まで幅広く対応。すべてのブックが無料で公開されているのも大きな魅力です(※以前は有料プランあり、現在は全ブック無料)。
1冊あたり約10分で学べるコンパクトな設計なので、まとまった時間が取りづらいフリーランスの方にもぴったり。Playground機能を使えば、コードを自由に編集・試行錯誤でき、完成したコードはダウンロードして自分の環境で使うこともできます。
画像引用元:Schoo(スクー)
Schooは、「毎日が学園祭」のようなライブ感が魅力のオンライン学習コミュニティです。まず注目したいのは、365日配信される生放送授業がすべて無料で受講できる点です。
気になる授業はカレンダーから選べて、チャットで講師に質問したり、他の受講生のコメントに刺激を受けたりと、まるで公開ゼミに参加しているような双方向の学びが体験できます。
講座ラインアップは「デジタルリテラシー」「マーケティング」「AI時代の人間力」などさまざま。Pythonによる業務効率化や企画書づくり、メンタルケアまで幅広く学べるため、「案件が多彩で、何から強化すべきか迷う」といった悩みも自然とクリアになっていきます。
録画授業をたっぷり活用したい方には、月額980円(2025/7/26時点)のプレミアム会員がおすすめ。9,000本を超えるアーカイブが見放題になり、再生速度の変更やスマホアプリでのダウンロード再生にも対応しています。
画像引用元:CS50 for Japanese(シーエスフィフティ フォー ジャパニーズ)
CS50 for Japaneseは、コンピュータサイエンスの基礎を本格的に学びたい人に向けた、オンラインの学習コースです。
英語がハードルに感じる方でも、日本語字幕や翻訳コンテンツが整っているので安心。Scratchから始まり、C言語やPython、SQLなどを通じて、プログラミング的思考やアルゴリズムの考え方をしっかり学べます。
基本的な動画視聴や教材の閲覧は無料。さらに、一定の課題をクリアすると、edX経由でハーバード大学の修了証を取得することも可能です。(この場合は149ドル(2025/7/26時点)の費用がかかります)
また、NPO運営の「CODEGYM Academy」では、CS50を使った17週間の集中カリキュラムを無償提供していた実績もあり、日本語でサポートを受けながら進めたい人にも注目されています。
「独学では知識がバラバラで自信がない…」という悩みを感じている方や、「ちゃんと体系的に学びたい!」という方にぴったりのオンライン講座です。
画像引用元:スキルアップAI
スキルアップAIは、AIやデータサイエンスに特化した無料のオンライン学習サービスです。
日本発のカリキュラムが用意されており、「リテラシー講座」から「機械学習・統計・Python」「生成AIパスポート対応」まで、実務を見据えた50以上の講座がそろっています。
学び方は、Eラーニングで基礎をしっかりとインプットしながら、演習やワークでアウトプットもできる構成。現場で活躍する実務家が講師を務めており、内容の信頼性も高めです。
また、G検定やE資格など、AI系の代表的な資格取得を目指すための対策講座も充実しています。学びながら、将来的なキャリアの広がりも見据えられるのがうれしいポイント。
「生成AIやデータ分析を学びたいけれど、何から手をつければいいかわからない」という方でも、講座マップを使えば自分のレベルや目的に合った講座を選びやすくなっています。
画像引用元:Pythonプログラミング入門公式サイト
東京大学が提供する「Pythonプログラミング入門」は、Pythonの基礎を本格的に、しかも無料で学べるオンライン教材です。
Jupyter Notebook形式の教材をGoogle Colabでそのまま実行できる構成になっており、環境構築の手間がありません。Googleアカウントがあればすぐに始められます。
内容は、数値演算や条件分岐、関数、ファイル操作といった基礎から、リストや辞書、クラス、pandas・NumPyといったデータ分析ライブラリの活用まで、非常に幅広くカバーされています。
フリーランスとして「Pythonを仕事に活かしていきたいけど、土台からしっかり学びたい」と考える方にぴったりの教材。動画ではなくテキスト中心なので、自分のペースでじっくり学習できるのも特長です。
画像引用元:Microsoft Learn(マイクロソフト ラーン)
Microsoft Learnは、「実務で使えるデジタルスキルを、無料で、いつでもどこでも学べる」学習プラットフォームです。
AzureやPower Apps、Microsoft 365など、仕事に直結するMicrosoft製品の操作方法や活用法を、ハンズオン形式でじっくり学べます。
学習スタイルは、役割別・製品別に整理された「学習パス」から、自分の目標や興味に応じて内容を選ぶことができます。
テキスト中心のレッスンに加えて、ブラウザ上で実際に操作しながら学べる「ハンズオンラボ」も充実のラインナップです。
また、Microsoft公式の認定資格の学習にも対応していて、キャリアアップを目指す方の基礎づくりにも最適です。
これまでITにあまり触れてこなかった方でも始めやすい形式になっているため、まずは気になるトピックをひとつ選んで、自分のペースで学び始めてみるのがおすすめです。
画像引用元:AWS Skill Builder(エーダブリューエス・スキルビルダー)
「クラウドって難しそう…」と感じている方にも寄り添ってくれるのが、Amazon提供のオンライン学習サービス「AWS Skill Builder」です。
AWS(Amazon Web Services)の基本から応用まで、600以上のコースを無料で学べるため、クラウド初心者にも非常に優しい設計になっています。
学習内容は、AWSの導入方法やインフラ構築といった基礎から、「サーバーレスってどう使うの?」というような初歩的なテーマ、さらには生成AIやデータ分析、認定資格試験対策まで多岐にわたります。
コースごとに学習目標や難易度が明示されており、自分のレベルに合った内容を無理なく選べるのも魅力です。
すべての講座はオンデマンド形式で提供されているため、スキマ時間に自分のペースで学習可能。ハンズオン形式の演習も豊富に用意されており、実際に手を動かしながら理解を深められる構成になっています。
月額29米ドル(2025/7/26時点)のサブスクリプションに加入すれば、すべてのデジタルコース、ゲームベースの学習、ラボ、シナリオ型ソリューション構築、試験準備コンテンツへのフルアクセスが可能です。
「IT業界への第一歩を踏み出したい」「クラウドスキルを武器にして案件の幅を広げたい」そんなフリーランスの方にぴったりです。
画像引用元:Google Cloud Skills Boost(グーグル クラウド スキルズ ブースト)
Google Cloud Skills Boostは、Googleが提供する公式オンライン学習プラットフォームです。クラウドの基本からAI、データ分析まで、幅広い分野のコンテンツを無料で学べます。
注目すべきは、Google Cloudコンソールを使った実践演習(ハンズオンラボ)を体験できるところ。
有料のラボもありますが、「スキルバッジ」や「おすすめ学習パス」といった無料のラボやクイズ形式の講座が多数公開されており、初めての方でも安心して始められます。
「クラウドの基礎を実践的に学びたい」「Google Cloudの操作感を体験してみたい」という方におすすめのサービスです。
無料で本格的なクラウド体験ができるので、気になるスキルバッジの獲得から始めてみてはいかがでしょうか。
画像引用元:Python入門 AtCoder公式教材
「手を動かして学びたい」「入門書を読んでもいまいち実感がわかない…」そんな方にぴったりなのが、AtCoder公式の無料教材『APG4b Python』です。
プログラミング初心者がPythonを使って基本から学び、実際にコードを書きながら理解を深められる構成になっています。
この教材の特徴は、各項目に練習問題と自動採点機能がついていること。説明を読んで、すぐに自分でコードを書き、その場で正誤を確認できるため、「なんとなく理解したつもり」のまま進んでしまう心配がありません。
学べる内容は、出力や変数、if文・for文といった基礎から、関数、リスト、計算量、再帰といった実践的なテーマまで幅広くカバー。
教材はすべて無料で利用でき、AtCoderのアカウント登録後すぐに学習を始められます。
画像引用元:Codecademy(コードアカデミー)
世界中で多くのユーザーに親しまれているCodecademy(コードアカデミー)は、実際に手を動かしながら学べるインタラクティブな学習スタイルが特長です。
PythonやJavaScript、HTML/CSS、SQLなど、仕事にもつながりやすい人気の言語を幅広くカバーしています。
無料プランでは、いくつかの基礎コースが体験可能。しっかり学びたい方には、月額14.99ドル(2025/7/26時点)の「Plus」プランや、キャリアパスやコーディングのテストまでサポートされる月額19.99ドル(2025/7/26時点)の「Pro」プランも用意されています。
「何から始めればいいか分からない」というときも、診断クイズで自分に合った学習パスを提案してもらえます。
演習やプロジェクトも充実しており、「できた!」という実感を積み重ねながらスキルアップを目指せます。
キャリアチェンジを考えている方はもちろん、今の仕事にちょっと活かしたい人にもぴったりの学び場です。
デザインスキルは、フリーランスとしての表現力や提案力を高めてくれる大切な要素です。
ここでは、WebデザインやUI/UX、グラフィックなどを中心に、初心者でも気軽に学べる無料ありのオンライン講座6サイトを厳選してご紹介します。
実務に直結する内容がそろっているので、「ちょっとデザインをかじってみたい」方から「案件に活かせるスキルを身につけたい」方まで、自分のレベルに合った学びがきっと見つかるはずです。
画像引用元:LIG(リグ)アカ
LIGアカは、Web制作会社LIGが運営するオンライン学習サービスです。
現場で活躍するクリエイターやマーケターが講師を務めており、教科書では得られないリアルなノウハウを動画で学べます。
無料体験コンテンツも充実しており、「Figmaプロトタイプ編」や「撮影ブートキャンプ」など、興味のある分野をすぐに試せます。
有料講座は1本あたり約5,000〜22,000円(2025/7/26時点)が中心で、セール時には30%オフになることも。購入後は無期限で視聴できるので、忙しい時期でも自分のペースで進められます。
学べる内容は、Webマーケティングやデザイン、映像、キャリア形成など多岐にわたり、フリーランスが仕事を広げていく上で必要なスキルにしっかり対応。
「フリーランスになりたいけれど実務経験が少ない」「クライアント案件で通用するスキルを身につけたい」といった方におすすめです。
画像引用元:サルワカ
「HTMLやCSSって、むずかしそう…」そんな不安を、スッと取り除いてくれるのがサルワカのWebデザイン入門です。
専門用語が少なめで、例えや図解も豊富。講師にやさしく教えてもらっているような感覚で、Webサイトの作り方をゼロから学べます。
講座はSTEP.1からSTEP.32まで、完全初心者向けに構成されており、HTMLとCSSの基本から、margin・padding・position・z-indexなどの実用的なスタイル指定までを体系的にカバー。読み進めるだけで、自然とWeb制作の基本が身につくようになっています。
しかも、すべての教材は無料で公開。追加登録やツールの購入も不要なので、気になったテーマから試してみるのもOKです。
特定のテクニックを調べる際の辞書のようにも活用でき、フリーランスとしてWeb案件に関わりはじめた方には心強い存在になってくれるはず。
画像引用元:Canva(キャンバ) Design School
Canva Design Schoolは、「自分でデザインをつくってみたい」と思ったときに、気軽に手を動かせるオンライン学習サービスです。
名刺やプレゼン資料、SNS投稿など、実務で役立つテーマを中心に、無料でわかりやすく学べるコースがそろっています。
一部のコースでは、修了時に公式の認定証(デジタル証明書)を取得でき、プロフィールやSNSでスキルの証明として活用することも可能です。
コンテンツは英語が中心ですが、操作はシンプル。テンプレートを活用しながら直感的に学べるため、英語に不安がある方でも取り組みやすい構成になっています。
「デザインは初めてだけど、見栄えのする資料を自分で作れるようになりたい」そんな思いに応えてくれる、最初の一歩にぴったりの講座です。
画像引用元:Chot.Design(ちょっとデザイン)
「毎日ちょっとずつ、デザインを学ぼう」というキャッチフレーズの通り、chot.designはコツコツ学びたいフリーランスにぴったりのデザイン学習サイトです。
WebデザインやUI/UX、PhotoshopやFigmaなど、IT業界で役立つスキルを基礎から応用まで幅広く網羅しており、現在は全571本のレッスンが無料で公開されています。
初心者にやさしいステップ形式が魅力で、「はじめてのデザイン」「HTML・CSS入門」「Illustrator入門」など、デザイン未経験の方でも取り組みやすい内容が充実。
実践講座では、ランディングページやバナー、名刺など実際の制作物を通して学べる内容もあり、「案件につながるスキルを身につけたい」というフリーランスにとっても心強い学習環境です。
画像引用元:ドットインストール(はじめてのWeb制作)
ドットインストールの「はじめてのWeb制作」は、シンプルなプロフィールサイトを実際に作りながら、HTMLとCSSの基礎を身につけていく初心者向けの動画レッスンです。
このコースでは、テキストや画像の配置、装飾、中央揃えや背景画像の設定など、Web制作に欠かせない基本操作を一つずつ実践的に学べます。
料金プランは一部無料。より深く学びたい場合は、月額1,280円(税込・2025/7/26時点)のプレミアム会員に登録することで、コードのダウンロードや質問機能、関連レッスンなどの追加機能が利用できます。
「簡単な1ページから作ってみたい」「HTMLやCSSってどういうものかを体験したい」と感じている方にとって、最初のハードルをぐっと下げてくれる学習コンテンツです。
レッスンを終えたころには、自分のプロフィールページを完成させられる達成感と、「もっと作ってみたい」という意欲が自然と湧いてくるはず。
画像引用元:Schoo(スクー)UI・UXデザイン
Schooの「UI・UXデザイン」カテゴリーは、見た目の美しさだけではなく、課題解決やアイデアの具体化につながる本質的なデザインを学べるオンライン講座です。
授業は「失敗しないデザイン発注」「デザイン基礎」「UI/UXデザインのはじめ方」など。すべての生放送授業は無料で参加可能で、録画をじっくり見たい場合は月額980円(2025/7/26時点)のプレミアムプランが用意されています。
再生速度の変更やスマホアプリでのオフライン再生にも対応しており、忙しい方でも無理なく続けられる設計です。
Schooの魅力は、単なる知識のインプットにとどまらず、講師や他の受講者とチャットでやりとりできるライブ授業のスタイル。学びの中にリアルな反応があることで、モチベーションも自然と保ちやすくなります。
駆け出しのフリーランスにありがちな悩みに寄り添いながら、着実に視野を広げてくれる講座ばかりです。
フリーランスとして活動していくなかで、専門スキルだけでなく「伝える力」や「考える力」「マーケティング視点」など、ビジネスの基礎力も求められる場面が増えてきます。
そこで役立つのが、実践的な内容を無料で学べるオンライン講座。
ここからは、世界の名門大学による講義から、デジタルマーケティング、企画書づくりまで、多角的に学べる学習サービス8サイトをピックアップしました。
自信を持って提案や発信ができるよう、スキマ時間から一歩ずつ学びを深めていきましょう。
画像引用元:Asuka Academy(アスカアカデミー)
Asuka Academyは、MITやイェール大学、TU Delftなど世界トップレベルの大学が提供するビジネス関連講座を、日本語字幕つきで無料受講できるオンライン学習サービスです。
会員登録のみで、すぐに動画コンテンツが見られる手軽さが魅力。プレゼン力を磨く「How to Speak(MIT)」や、事業構想に役立つ「スタートアップを成功させる24のステップ」、さらには「金融理論(Yale)」や「ビジネスモデル設計(TU Delft)」など、幅広いテーマを学べます。
「海外の講義に興味はあるけれど、英語が不安…」という方も、日本語字幕や学習ガイドがあるので安心。講座によっては修了証やオープンバッジも取得可能で、学習成果をポートフォリオとして残すこともできます。
学び直しやリスキリングを始めたいフリーランスにとって、専門的かつ多角的なビジネス知識を無料で得られるこの環境は大きな味方。試しに気になる分野から、世界の講義をのぞいてみてはいかがでしょうか。
画像引用元:Google デジタルワークショップ
「Googleデジタルワークショップ」は、Googleが提供する無料のオンライン講座サービス。デジタルマーケティングやプログラミング、オンラインビジネスの展開など、実務に役立つトピックを幅広く網羅しています。
中でも人気が高いのが、約40時間でデジタルマーケティングの基礎を学べる「Fundamentals of Digital Marketing」。最終試験に合格すれば、Google公式の認定証を取得でき、履歴書やポートフォリオにも記載可能です。
すべての講座が動画形式で、1コマ2〜5分程度の短い構成になっているため、スキマ時間にコツコツ進められるのも魅力。また、章末ごとのチェックテストや振り返り課題を通じて、知識を定着させながら学べる設計になっています。
「フリーランスとして何を学び直せばよいか迷っている」「実務に直結する基礎力をつけたい」という方にとって、最初の一歩にぴったりです。
画像引用元:マナビDX
マナビDXは、経済産業省とIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が共同運営する、無料で学べるデジタルスキル講座のポータルサイトです。
掲載されている講座はすべて、国の定める「DXリテラシー標準(DSS)」に準拠しており、初心者でも安心して学び始められる内容になっています。
「DXって結局どういうこと?」「データ活用やAIって、どんな仕事に関係するの?」といった疑問に、リテラシー講座がやさしく答えてくれます。
実践講座ではExcelやクラウド、業務自動化などの具体的なスキル習得にも対応。講座時間は60分前後のものが多く、まとまった学習にも、スキマ時間の活用にも向いています。
掲載されているコンテンツはすべて受講無料。学びの目的別(スキル/ロール/分野)に講座を探せる機能もあり、「デジタルに強いビジネスパーソンを目指したい」「国の基準に沿った学びをしたい」という方に、最初の学習プラットフォームとしておすすめです。
画像引用元:JMOOC(ジェイムーク)
JMOOCは、日本の大学や研究機関が提供する講義を、オンラインで気軽に学べる無料の講座ポータルサイトです。
MITやハーバードといった海外大学のMOOCに近い形で、日本の教育機関が発信する本格的な学びを、日本語で・無料で・自宅から受講できます。
特徴は、「gacco」「OpenLearning, Japan」など複数の配信プラットフォームを一括でまとめている点。講座は大学の正規授業に準じたものから、専門学校や研究機関の公開講座まで多彩に用意されており、カテゴリI〜IIIに分類されています。
講義動画は1本10分程度とコンパクトで、1週間ごとに課題や確認テストが設定されており、着実に学習が進められる構成になっています。
学べる分野は、AI・プログラミング・心理学・データ分析・リベラルアーツ・ビジネス・英語など、まさにジャンルを問わず。修了条件を満たせば修了証を取得でき、スキルの証明やポートフォリオとしても活用できますよ。
画像引用元:東京大学OCW(UTokyo OCW)
UTokyo OCW(OpenCourseWare)は、東京大学の実際の講義を無料で公開しているオンライン学習サービスです。社会学、法学、経済、情報、倫理、環境など幅広いジャンルの教養講義を、自宅にいながら視聴できます。
動画やスライド資料が充実しており、マイケル・サンデル氏など著名人による特別講義が配信されているのも魅力のひとつ。
専門的なテーマも多いですが、音声とスライドでじっくり学べるため、知識ゼロからでも取り組める内容がそろっています。
「もっと視野を広げたい」「言葉の説得力や論理的思考を養いたい」と感じているフリーランスにとっては、ビジネススキルの土台としても役立つ講座が多く見つかるはず。
講座はすべて無料・登録不要です。学びたいときにいつでもアクセスできるので、空いた時間に一歩ずつリベラルアーツを深めてみたい方にぜひ。
画像引用元:放送大学オープンコースウェア
放送大学の「オープンコースウェア(OCW)」は、大学の本格的な講義をインターネットで無料公開している学習サービスです。
社会人やシニア層、学び直しを考えるすべての人に開かれたプラットフォームで、大学の正式授業と同じクオリティの講義を、誰でも、どこでも視聴することができます。
学べる分野は、心理学・福祉・情報・ビジネス・人文・自然科学など多岐にわたります。特徴的なのは、テレビやラジオ放送の全15回分が視聴できる「完全公開型」講座の存在。
「大学の講義に興味はあるけど、いきなり入学するのは不安…」という方にもぴったりです。講義は1回あたり30分程度で、忙しい中でもスキマ時間でコツコツ学べます。
学びたいテーマが定まっていなくても、講義一覧から関心のあるキーワードを見つけるだけで、新しい視点が広がるはず。自分のペースで、知識の引き出しを少しずつ増やしていけるのがOCWの魅力です。
画像引用元:GLOBIS(グロービス)学び放題 × 知見録
GLOBIS 学び放題 × 知見録は、ビジネスの実務に役立つスキルを体系的に、気軽に、短時間で学べる動画学習サービスです。
現在は7日間の無料体験期間が提供されており、月額1,700円~(2025/7/26時点)の有料プランに登録すれば17,800本以上の講義が見放題。
通勤中や休憩時間にサクッと学べる約5〜10分のミニ講座から、がっつり集中して視聴できる長尺コンテンツまで、自分のペースで学習を進められます。
講座ジャンルは「AI・ビジネス活用」「マーケティング」「会計・財務」「リーダーシップ」など豊富です。操作はスマホひとつで完結。わかりやすいインターフェースとレコメンド機能で、気になる分野の講座をすぐに探せます。
AI、組織マネジメント、論理思考など、自分の業務に直結するテーマを必要なだけ学びたいフリーランスにとっては、コスパのよい学びの場です。
画像引用元:PDCAの学校 無料で学べる新入社員研修
「PDCAの学校」が提供する無料の e ラーニング研修は、フリーランスとして活動するうえで欠かせないビジネスの基礎を、気軽に身につけられる実践的プログラムです。
第一印象や敬語、名刺交換といったビジネスマナーから、報連相のポイント、信頼関係の築き方、クレーム対応までを全4章で網羅。駆け出しのフリーランスがまず押さえておきたいスキルを、体系的に学べる構成になっています。
各章はケーススタディとトレーニング形式で進むため、知識をインプットするだけでなく「実際の場面でどう活かすか」を体感しながら学習できる点が特徴です。「報連相は何から伝えればいいのか」「クライアントからのクレームにどう対応すればよいのか」といった実務で直面しやすい悩みにも、具体的な手順で寄り添ってくれます。
新たにフリーランスとして歩み始める方はもちろん、これまでのビジネスマナーを見直したい方にもおすすめです。
クライアントとの円滑なやり取り、案件獲得のためのプレゼンテーション、チームでの協業など、日々の仕事には「伝える力」や「聞く力」が欠かせません。
ここで紹介するのは、無料で実践的なコミュニケーションスキルを学べるオンライン講座です。今回は3サイトを厳選してご紹介します。
スキマ時間に少しずつ取り組める内容ばかりなので、学びの第一歩としてチェックしてみてください。
コミュニケーションスキルを磨いて、クライアントとの信頼関係を深め、フリーランスとしての可能性を広げていきましょう。
画像引用元:Udemy(ユーデミー)コミュニケーションスキル
Udemyは、自分のペースで学習を進められるプラットフォームです。ビジネスや日常で役立つコミュニケーションスキルを、無料で手軽に学べる講座が複数ラインアップされています。
たとえば「傾聴力UPで部下を伸ばせるリーダーになる!」は、1on1ミーティングでの聞く力をテーマにした約1.5時間の講座。傾聴のコツを押さえることで、「どう進めたらいいか分からない…」という1on1の不安がスッと和らぎます。
ほかにも、「雑談力を鍛える5つの習慣」や「人見知りのための会話術」など、初心者でも実生活にすぐ取り入れやすい内容が豊富にそろっています。どれも数十分から1時間程度で完結する構成です。
「伝え方に自信がない」「会話が続かず困る」といった、駆け出しフリーランスが抱えがちな悩みをやさしくフォローしてくれる講座ばかり。
無料の入門講座から、話すこと・聴くことへの苦手意識をほぐしていきましょう。
画像引用元:マイビズアップ
「マイビズアップ」は、全国ビルメンテナンス協会が運営する無料のオンライン研修サービスです。
ビジネスマナーや論理的思考、タイムマネジメントなど幅広いカテゴリをカバーしていますが、中でも「伝える力」「聞く力」を育てるコミュニケーション系講座が充実しています。
講座は約5〜10分の短い動画で構成されており、「人を動かす技術」「説得・交渉の技術」「質問の技術」など、スキマ時間で身につけられます。
駆け出しのフリーランスにとって欠かせない言葉で信頼を築く力を、基礎からやさしく学べるのが大きな魅力です。
スマホでも視聴でき、登録すれば400本近い研修動画がすべて無料で見放題。自分の伝え方を見直す一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
画像引用元:Schoo(スクー)コミュニケーション術
Schoo(スクー)の「コミュニケーション術」カテゴリーは、ビジネスの現場で役立つ言葉の使い方や話の組み立て方を、楽しく・実践的に学べる無料のオンライン講座シリーズです。
授業では講師とチャットでやりとりしながら学べるため、「聞いて終わり」にならず、リアルな反応や発見が得られるのも魅力のひとつ。
プレゼン、敬語、雑談、交渉術など、全267本以上の講座がそろっていて、「ちょっとした伝え方が気になる」という日常レベルから、「チームを動かす話し方」といった実務的なテーマまで幅広く網羅されています。
「話すのが苦手」「敬語に自信がない」「相手の本音を引き出せない」そんな悩みをもつ駆け出しフリーランスにとって、Schooのコミュニケーション講座は、気負わずに学び始められる頼もしい味方。
日々の仕事や人間関係が、ちょっと楽になることばのヒントを見つけにいきましょう。
以上、駆け出しのフリーランスの方々に向けて、無料で受講できるオンライン講座をご紹介しました。
プログラミングはもちろん、デザイン、ビジネス、コミュニケーションまで、実務に直結するスキルを体系的に学べる内容が揃っていたかと思います。
「無料だからこそ、気軽に、そして自分のペースで始められる」これこそが、オンライン講座の大きな魅力です。今のスキルに少しでも不安があるなら、まずは気になった講座に一歩踏み出してみてください。
小さな学びの積み重ねが、やがて大きな自信となり、あなたの仕事の幅を確実に広げてくれるはずです。もしこの記事が役に立ったと感じていただけたなら、同じようにスキルアップに悩むフリーランス仲間やエンジニアの方々にもシェアしていただけると嬉しいです。
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