【最新版】フリーランスエンジニア向け|情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の勉強法・試験対策ガイド15選

2026.08.19

フリーランスエンジニアに役立つ情報をお届けする、フリーランスジョブ編集部です。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は、サイバーセキュリティ分野の高度な知識・技能を証明できる国家資格です。

クラウドサービスの普及やサイバー攻撃への対策強化を背景に、企業ではセキュリティに関する知識を持つ人材が求められています。フリーランスエンジニアにとっても、専門性を示す資格の一つです。一方、情報処理安全確保支援士試験はスキルレベル4に位置付けられており、「どの教材を使えばいいのか」「科目Bはどう対策すればいいのか」と悩む人も少なくありません。

本記事では、情報処理安全確保支援士の試験概要や取得するメリットを解説するとともに、直近の受験記・勉強法・おすすめ参考書・スクールなどを厳選して紹介します。効率よく学習を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事の内容は2026年8月時点の公開情報をもとに作成しています。2026年度から試験はCBT方式へ移行し、科目名も変更されました。また、2027年度からは試験制度の一部変更が予定されています。受験前には必ずIPAの情報処理安全確保支援士試験ページで最新情報をご確認ください。

目次

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)とは?

情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を評価する国家資格です。試験はIPA(情報処理推進機構)が実施しており、合格後に所定の登録手続きを行うことで、正式に「情報処理安全確保支援士」の名称を使用できます。

情報処理安全確保支援士試験では、情報システムの企画・設計・開発・運用をセキュリティの観点から支援するための知識や、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価に必要な能力が問われます。

フリーランスエンジニアにとっても、セキュリティ設計・クラウド構築・脆弱性診断・ISMS支援などに関わる際、専門知識を客観的に示す材料として活用できます。

情報処理安全確保支援士はサイバーセキュリティ分野の国家資格

情報処理安全確保支援士制度は2017年に開始されました。

IPAでは、サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して、安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援する人や、サイバーセキュリティ対策について調査・分析・評価・指導・助言を行う人を対象者として示しています。

試験では、ネットワーク・暗号技術・認証・脆弱性対策・インシデント対応・法令・情報セキュリティマネジメントなど幅広い知識が問われます。科目Bでは、ケースを読み解きながら原因や対応策を記述する問題が出題されるため、知識だけでなく文章から条件を読み取る力も必要です。

セキュリティエンジニアに限らず、クラウドエンジニア・インフラエンジニア・ITコンサルタントなどが専門性を示す際にも活用できます。

IPAの試験制度ではスキルレベル4に位置付けられる

情報処理安全確保支援士試験は、共通キャリア・スキルフレームワーク上でスキルレベル4に位置付けられています。

基本情報技術者試験はスキルレベル2、応用情報技術者試験はスキルレベル3です。情報処理安全確保支援士試験は、ネットワークスペシャリスト試験などの高度試験と同じスキルレベル4ですが、IPAの試験区分上は高度試験とは別に設けられています。

試験概要(科目A-1・科目A-2・科目B)

2026年度から情報処理安全確保支援士試験はCBT方式へ移行し、従来の「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後」は「科目A-1」「科目A-2」「科目B」へ名称が変更されました。

科目試験時間出題形式出題数・解答数
科目A-150分多肢選択式(四肢択一)30問・30問解答
科目A-240分多肢選択式(四肢択一)25問・25問解答
科目B150分記述式4問・2問解答

科目A-1では、コンピュータ科学・ネットワーク・データベース・プロジェクトマネジメントなど、IT全般の幅広い知識が問われます。応用情報技術者試験や高度試験などの合格者のうち、IPAが定める対象期間などの条件を満たす人は免除を申請できます。

科目A-2では、暗号技術・認証・ネットワークセキュリティ・脆弱性対策・情報セキュリティマネジメントなど、セキュリティ分野を中心とした専門知識が出題されます。

科目Bは記述式で、システムや組織で発生するセキュリティ上の課題を題材に、原因・影響・対応策などを問う問題が出題されます。2026年度のCBTでは、画面に表示された問題を読み、キーボード・マウスを使って解答します。

2026年度前期は科目A-1・A-2が2026年10月17日から10月27日、科目Bが11月11日から11月23日に実施予定です。後期は科目A-1・A-2が2027年2月20日から3月2日、科目Bが3月16日から3月28日に実施予定となっています。

なお、2026年度のCBT試験問題は非公開で、試験問題を第三者へ開示することも禁止されています。過去問学習では、IPAが公開している2025年度以前の問題を活用しましょう。

2027年度から試験制度の一部変更が予定されている

IPAは、2027年度から新試験制度へ移行する予定を公表しています。情報処理安全確保支援士試験は継続しますが、科目Aの出題範囲体系・科目Bの出題範囲・試験時間・科目Bの出題形式などが変更される予定です。

2026年8月時点で公表されている案では、新制度の情報処理安全確保支援士試験は科目A-1が45分・30問、科目A-2が35分・25問、科目Bが120分・12問とされています。新制度での情報処理安全確保支援士試験は2027年度から開始予定です。

2026年度の試験を受ける人は現行の科目A-1・科目A-2・科目Bを前提に学習し、2027年度以降に受験する可能性がある人はIPAの試験制度見直しページも確認してください。

登録制度とは?

情報処理安全確保支援士は、試験に合格しただけでは「情報処理安全確保支援士」の名称を使用できません。資格名称を使用するには、試験合格後に登録手続きを行い、経済産業大臣の登録を受ける必要があります。

登録の有効期限は登録日または更新日から3年です。登録更新には、原則として3年間にオンライン講習3回・IPAまたは民間事業者などが行う実践講習1回を修了する必要があります。2026年4月からは、一定の業務経験がIPAに認められた登録者について、講習をオンライン講習のみとする制度も始まっています。

試験合格そのものも、サイバーセキュリティに関する知識・技能を示す材料になります。一方、「情報処理安全確保支援士」という資格名称を正式に使用したい場合や、登録者であることが条件となる活動を行う場合は登録が必要です。

フリーランスエンジニアが取得するメリット

情報処理安全確保支援士は、セキュリティに関する専門知識を客観的に示せる国家資格です。フリーランスエンジニアが案件へ応募する際にも、これまでの経験と合わせて提示することで、セキュリティへの理解を伝えやすくなります。

セキュリティ案件で専門性を示しやすい

情報処理安全確保支援士の試験範囲には、脆弱性対策・セキュリティ設計・インシデント対応・情報セキュリティマネジメントなどが含まれます。

そのため、脆弱性診断・SOCやCSIRTの運用支援・ゼロトラスト環境の構築・ISMS導入支援など、セキュリティに関わる案件へ応募する際に、自分の知識を説明する材料として活用できます。

ただし、資格を持っているだけで案件を獲得できるわけではありません。これまで担当した業務・扱える技術・担当範囲と合わせて提示することが大切です。

案件提案時に信頼性を示す材料になる

フリーランスは、企業から技術力や経験を短時間で確認される場面があります。

情報処理安全確保支援士試験の合格や登録は、セキュリティに関する一定水準の知識・技能を持つことを客観的に示す材料の一つです。案件で担当してきた内容と資格を組み合わせて伝えることで、得意分野を説明しやすくなります。

特にセキュリティへの配慮が求められる案件では、技術だけでなくリスク管理・情報セキュリティマネジメントへの理解も確認されることがあります。

インフラ・クラウド案件でも活用しやすい

情報処理安全確保支援士は、セキュリティ専任者だけを対象とした試験ではありません。

AWS・Azure・Google Cloudなどを利用するクラウド環境では、アクセス制御・認証・暗号化・ネットワーク設計・ログ監視など、セキュリティを考慮した設計・運用が欠かせません。そのため、インフラエンジニアやクラウドエンジニアにとっても学習内容を生かしやすい資格です。

AWS Certified Security – Specialtyなどクラウドベンダーのセキュリティ資格と組み合わせれば、セキュリティ全般と特定クラウドの両面から知識を示せます。

合格までの全体学習ロードマップ

情報処理安全確保支援士試験は出題範囲が広いため、参考書を読むだけでなく、試験構成を把握したうえで過去問演習へ進むことが大切です。

まずは試験全体の構成や出題範囲を確認し、その後に科目A-2・科目Bへ段階的に取り組みましょう。科目A-1の免除対象者は、科目A-2と科目Bに学習時間を充てられます。

STEP1 試験概要と出題範囲を理解する

まずはIPAのシラバス・試験要項・2026年度試験情報を確認し、科目A-1・科目A-2・科目Bで何が問われるのかを把握しましょう。

同時に、ネットワーク・暗号・認証・マルウェア対策・情報セキュリティマネジメントなどのうち、自分が理解できている分野と学習が必要な分野を確認しておくと、その後の計画を立てやすくなります。

STEP2 科目A-2対策で知識を固める

科目A-2はセキュリティ分野の専門知識を問う四肢択一式試験です。2026年度のCBT問題は非公開となるため、2025年度以前の公開過去問を使い、よく問われるテーマや関連用語への理解を深めましょう。

間違えた問題は解説まで読み、「なぜその選択肢が正しいのか」「ほかの選択肢はなぜ違うのか」まで確認すると、科目Bにもつながる知識を身につけやすくなります。

STEP3 科目B対策に重点を置く

科目A-2の学習が進んだら、早めに科目Bの対策へ移ります。科目Bでは長文を読み、問題文の条件に沿って適切な内容を記述する力が求められます。

2025年度以前の過去問を繰り返し解き、設問が何を求めているのかを読み取る力・指定字数に合わせて答える力・時間配分を身につけましょう。

2026年度はCBT方式のため、パソコンの画面で長文を読み、キーボードで解答することになります。紙の過去問だけでなく、パソコン上で問題を表示して解答を入力する練習も取り入れておくとよいでしょう。

STEP4 総復習と模擬演習

試験が近づいたら、新しい教材を増やすよりも、これまで解いた過去問・間違えた問題・理解が浅い分野を中心に復習します。

科目Bは150分で4問から2問を選んで解答するため、過去問を本番と同じ時間で解く練習も有効です。CBTを想定し、画面上で問題文を読みながら解答する練習も行っておきましょう。

学習計画の立て方

情報処理安全確保支援士試験に必要な学習量は、これまでの経験・保有資格・セキュリティ分野の知識によって大きく変わります。そのため、一律の勉強時間を目安にするよりも、現在の知識に応じて学習する範囲を決めるほうが取り組みやすいでしょう。

初学者

セキュリティ分野の知識が少ない人や、基本情報技術者試験レベルから学び始める人は、情報セキュリティの基礎に加えて、ネットワーク・暗号技術・認証・OS・データベースなども確認する必要があります。

最初から科目Bだけに取り組むのではなく、基礎知識を学びながら科目A-2の過去問を解き、ある程度理解できるようになった段階で科目Bの問題にも触れていきましょう。

科目Bは文章量が多いため、学習後半にまとめて取り組むよりも、早い段階で問題形式を確認しておくことをおすすめします。

応用情報取得者

応用情報技術者試験に合格している人は、IT全般の基礎知識を生かしながらセキュリティ分野を重点的に学べます。

また、IPAが定める対象期間などの条件を満たせば、科目A-1の免除を申請できます。免除対象となる場合は、科目A-2の暗号技術・認証・脆弱性対策などを確認したうえで、科目Bの演習へ進むとよいでしょう。

科目Bでは、知識を覚えているだけでなく、問題文から根拠となる記述を見つけ、設問に合う形で答える練習が必要です。

インフラ経験者

ネットワーク・サーバー・クラウド環境の設計・構築・運用に携わっているインフラエンジニアは、ファイアウォール・VPN・TLS・アクセス制御・認証基盤など、これまで扱った分野の知識を生かせます。

一方、法令・情報セキュリティマネジメント・リスクアセスメントなど、担当業務によっては触れる機会が少ない分野もあります。科目A-2の過去問で不足している知識を確認し、必要な分野を補いましょう。

科目Bでは、知っている技術であっても、問題文の条件に沿って答えることが求められます。経験だけに頼らず、過去問を使って記述形式に慣れておくことが大切です。

合格体験記・勉強法

2026年度の情報処理安全確保支援士試験は、前期の科目A-1・A-2が2026年10月から始まるため、2026年8月時点ではCBT方式での受験記はまだ公開されていません。ここでは、直近となる2025年度春期・秋期の受験記を紹介します。

試験方式はペーパー方式からCBT方式へ変わりますが、IPAは2026年度について、問う知識・技能の範囲や出題形式・出題数・試験時間は変更しないとしています。教材の使い方・過去問への取り組み方・学習計画を考える際の参考にしてください。

ハルジオン@エンジニア|令和7年秋の情報処理安全確保支援士試験に合格しました!

画像参照:ハルジオン@エンジニア

2026年1月に公開された、2025年度秋期試験の合格体験記です。

著者は応用情報技術者試験の合格によって午前Ⅰが免除された状態で受験し、午前Ⅱ92点・午後73点で合格しています。記事では、学習スケジュール・使用した参考書・過去問の取り組み方・試験当日の流れなどを詳しく紹介しています。

2025年度秋期はペーパー方式で行われた最後の試験のため、2026年度のCBTとは受験方法が異なります。一方、科目A-2や科目Bで扱う知識と、過去問を使った学習の進め方を知る資料として参考になります。

運営ハルジオン@エンジニア
URLhttps://note.com/harujion_study/n/nba9e2ee0341a

saikado|【合格体験記】IPA 令和7年度秋期 情報処理安全確保支援士

画像参照:saikado

2025年12月に公開された、2025年度秋期試験の合格体験記です。

著者はSIerでセキュリティ製品に関わるエンジニアとして勤務しており、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験を取得しています。午前Ⅰ免除の有効期間が切れていたため、午前Ⅰから受験した点も特徴です。

記事では、受験前の知識・使った教材・学習の進め方などが紹介されています。科目A-1から受験する人にとっても参考にしやすい内容です。

運営saikado
URLhttps://note.com/cycad/n/n89fc7674a848

ゆと|【合格体験記】新卒2年目が情報処理安全確保支援士に合格した話(答案写し付き)

画像参照:ゆと

2025年度秋期の情報処理安全確保支援士試験に合格した、新卒2年目のエンジニアによる受験記です。

著者はインフラエンジニアとして勤務しており、応用情報技術者試験の合格によって午前Ⅰが免除された状態で受験しています。記事では、使用した教材・過去問の進め方・午前と午後それぞれの学習方法・試験当日の振り返りなどが詳しく紹介されています。

2026年2月にはIPAから取得した午前Ⅱ・午後の答案写しも追記されています。どのような内容を記述して合格したのかを確認できるため、科目Bの解答を考える際にも参考になる内容です。

2025年度秋期はペーパー方式で実施されたため、2026年度のCBTとは受験方法が異なります。一方、過去問の使い方や記述問題への取り組み方を知りたい人には参考にしやすい受験記です。

運営ゆと
URLhttps://note.com/youtoou2u2/n/nbed1d938d647

QES ブログ|【IPA最後の筆記試験】社会人2年目が、情報処理安全確保支援士に挑戦してみた!

画像参照:QES ブログ

株式会社QUICK E-Solutions(QES)が運営する「QES ブログ」の記事です。Microsoft・AWS・セキュリティ・AIなどについて、社員が技術情報や資格受験の体験を発信しています。

本記事は、IT未経験から業界へ転職した社会人2年目のエンジニアが、2025年度秋期の情報処理安全確保支援士試験に挑戦した内容です。試験概要・学習スケジュール・使用教材・当日の振り返りが紹介されています。

結果は午後試験が合格基準まで3点届かず不合格でした。合格体験だけでなく、どの部分で点を落としたのかを確認できるため、科目Bの学習計画を考える際にも参考になります。

会社名株式会社QUICK E-Solutions
URLhttps://www.qes.co.jp/media/certification/a644

科目A対策におすすめのサイト・教材

しかくのいろは|【令和8年度CBT移行】情報処理安全確保支援士の「科目A(旧:午前)試験」対策!

画像参照:しかくのいろは

資格試験対策サイト「しかくのいろは」の記事です。情報処理技術者試験をはじめとするIT資格について、試験制度・勉強法・教材などを解説しています。

本記事では、2026年度のCBT移行を踏まえて、情報処理安全確保支援士の科目A-1・科目A-2の違いや免除条件、過去問の使い方などを確認できます。

旧制度の「午前」ではなく、現行の科目A表記に対応しているため、2026年度の試験制度を確認しながら学習を進めたい人に向いています。

運営しかくのいろは
URLhttps://www.sikaku-no-iroha.co.jp/it-qualification/sc/morning-sc

情報処理安全確保支援士ドットコム|情報処理安全確保支援士過去問道場

画像参照:情報処理安全確保支援士ドットコム

「情報処理安全確保支援士ドットコム」が提供する無料のWeb問題集です。

過去の午前Ⅱ問題を中心に825問が収録されており、試験回・分野・模擬試験形式などを指定して問題演習に取り組めます。PC・スマートフォンなどから利用でき、ユーザー登録をすると学習履歴も管理できます。

2026年度の科目A-2対策では、過去の午前Ⅱ問題を使った反復学習が中心になります。CBT本試験の問題は非公開となるため、公開済みの過去問を繰り返し解きたい人に使いやすいサービスです。

運営情報処理安全確保支援士ドットコム
URLhttps://www.sc-siken.com/sckakomon.php

翔泳社|情報処理教科書 高度試験 科目A-1・A-2 2026年版


画像参照:翔泳社

翔泳社が刊行する、2026年度の科目A-1・A-2対策書です。情報処理安全確保支援士のほか、複数の高度試験にも対応しています。

科目A-1で問われるIT全般の知識と、各試験区分の科目A-2対策に利用できる過去問題を収録した構成です。2026年版では科目名称も現行制度に合わせており、Webアプリによる問題演習にも対応しています。

科目A-1の免除対象ではない人や、科目A-1から幅広く復習したい人に向いている教材です。

会社名株式会社翔泳社
URLhttps://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798193793

科目B対策におすすめのサイト・教材

やいさブログ|情報処理安全確保支援士の午後対策|初学者が挫折しないための「質重視」勉強法

画像参照:やいさブログ

社内SEの「やいさ」さんが運営する技術ブログ「やいさブログ」の記事です。情報処理技術者試験を中心に、資格学習・エンジニアのキャリアなどに関する情報を発信しています。

本記事は、現在の科目Bにあたる記述問題について、問題の読み方・設問への向き合い方・過去問の進め方を紹介する内容です。

「都度確認勉強法」のやり方では、問題を解きながら知識を確認していく具体的な手順が説明されています。科目Bの長文問題に慣れていない人や、過去問の進め方を知りたい人に参考になる記事です。

運営やいさブログ
URLhttps://yaisablog.com/sc0008/

IPA|2025年度 問題冊子・配点割合・解答例・採点講評

画像参照:IPA

IPAが公開している2025年度の過去問題ページです。情報処理安全確保支援士試験について、春期・秋期それぞれの午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後の問題冊子と解答例を確認できます。

午後問題については採点講評も公開されています。正答だけでなく、受験者の解答傾向や採点時にどのような点が確認されたのかを把握できるため、科目Bの記述問題を振り返る際に役立ちます。

2026年度のCBT試験問題は非公開となるため、公式の問題・解答例を使って学習したい場合は、2025年度以前の公開問題を活用しましょう。

運営独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
URLhttps://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/2025r07.html

情報処理安全確保支援士 SE娘の剣|過去問とセキュリティ知識の解説

画像参照:情報処理安全確保支援士 SE娘の剣

「情報処理安全確保支援士 SE娘の剣」は、情報処理安全確保支援士試験の過去問や、試験で問われるセキュリティ分野の知識を詳しく解説しているサイトです。

運営者の左門至峰氏は情報処理安全確保支援士試験の過去問解説書などを執筆しており、サイトでは認証・暗号・アクセス制御・Webセキュリティなどを、過去問と関連付けながら確認できます。

2026年4月には、2025年度春期・秋期の過去問解説に関する情報も更新されています。IPA公式の問題や解答例だけでは理解しにくかった論点を調べたいときや、科目Bで問われる技術を掘り下げて学びたいときに参考になるサイトです。

運営株式会社エスエスコンサルティング
URLhttps://sc.seeeko.com/

アイテック|2026 情報処理安全確保支援士「専門知識+科目B」の重点対策

画像参照:アイテック

IT資格教育を手がけるアイテックの2026年度版対策書です。

2026年度のCBT移行に合わせて、従来の「午後問題の重点対策」から「科目Bの重点対策」へ書籍名が変更されています。科目A-2の専門知識に加えて、科目Bをテーマ別に学べる構成です。

科目Bでは、認証・アクセスコントロール・PKI・ファイアウォール・IDS・IPS・サーバセキュリティ・電子メールセキュリティ・セキュアプログラミングなどを扱っています。2026年度向けの教材で科目A-2と科目Bをまとめて学びたい人に向いています。

会社名株式会社アイテック
URLhttps://www.itec.co.jp/store/products/detail.php?product_id=3905

おすすめ参考書・問題集

翔泳社|情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2026年版

画像参照:翔泳社

翔泳社の「情報処理教科書」シリーズから刊行されている2026年度版の対策書です。

情報セキュリティとITの基礎・脅威・脆弱性・情報セキュリティマネジメント・アクセス制御・認証・暗号・システム開発・法制度など、試験範囲を幅広く扱っています。

旧試験を含む過去問題の解説をWebで利用できるほか、2025年度の本試験問題も確認できます。基礎知識を一冊で幅広く確認したい人や、過去問で分からなかった用語を調べるための参考書を探している人に向いています。

会社名株式会社翔泳社
URLhttps://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798194639

インプレス|徹底攻略 情報処理安全確保支援士教科書 令和8年度

画像参照:インプレスブックス

インプレスの「徹底攻略」シリーズから刊行されている令和8年度版の対策書です。

情報処理安全確保支援士試験で必要となるセキュリティ分野の知識を広く扱い、解説を読んだ後に問題へ取り組む流れで学習できる構成になっています。

2025年9月に発売された令和8年度向けの教材なので、古い年度版ではなく、2026年度の学習に使う参考書を選びたい人に適しています。

会社名株式会社インプレス
URLhttps://book.impress.co.jp/books/1125101049

スクール・通信教育

TAC|情報処理安全確保支援士 本科生・本科生プラス・本科生(科目A-1試験免除)

画像参照:TAC

資格の学校TACが提供する情報処理安全確保支援士講座です。TACは、公認会計士・税理士・中小企業診断士など数多くの資格講座を提供しており、情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の講座も展開しています。

2026年度向け講座では、科目A-1・科目A-2・科目Bの現行名称に対応しています。専門知識の講義に加えて、問題演習・Web公開模試などを組み合わせたカリキュラムです。

科目A-1免除者向けのコースもあるため、自分の受験科目に合わせて講座を選びたい人や、独学だけでは学習を進めにくい人に向いています。

会社名TAC株式会社
URLhttps://www.tac-school.co.jp/kouza_joho/joho_crs_oc_siensi_hon.html

insource|情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト)試験対策レスキュー

画像参照:insource

インソースの公開講座ページから申し込める、NECビジネスインテリジェンス株式会社主催の情報処理安全確保支援士試験対策講座です。

3日間の講座で、試験に必要な知識の確認・スキルギャップの把握・学習計画の作成などに取り組みます。受講対象者として、情報セキュリティの基本的な知識を持つ人や、情報処理安全確保支援士試験の受験を予定している人などが示されています。

短期間で主要分野を確認したい人や、独学で学んだ内容を試験前に見直したい人に向いています。

主催NECビジネスインテリジェンス株式会社
URLhttps://www.insource.co.jp/nmp/SN369.html

よくある質問

応用情報を持っていなくても合格できますか?

はい、応用情報技術者試験に合格していなくても受験・合格は可能です。

ただし、科目A-1ではネットワーク・データベース・システム開発・マネジメントなどIT全般の知識が問われます。基礎知識に不安がある場合は、応用情報技術者試験レベルの内容も確認しながら学習するとよいでしょう。

セキュリティ分野だけに絞らず、必要に応じてIT全般の知識を補うことが大切です。

科目A-1免除とは?

科目A-1免除とは、応用情報技術者試験・高度試験・情報処理安全確保支援士試験の合格者や、過去の高度試験・情報処理安全確保支援士試験で科目A-1に相当する科目の基準を満たした人などが、所定の条件を満たす場合に利用できる制度です。

免除対象者は、申請によって科目A-1を受験せず、科目A-2・科目Bを受験できます。ただし、対象となる試験時期には条件があるため、自分が免除対象かどうかは受験する年度のIPA公式情報で確認してください。

科目Bは記述式ですか?

2026年度の科目Bは記述式です。

試験時間は150分で、4問のうち2問を選んで解答します。システムや組織の状況を示す長文を読み、原因・影響・対応策などを指定された形式で記述する試験です。

2026年度からはCBT方式となるため、問題はパソコンの画面に表示され、解答はキーボード・マウスを使って入力します。なお、2027年度から科目Bの出題形式などが変更される予定なので、2027年度以降に受験する場合は最新情報を確認してください。

登録しないと意味はありませんか?

試験に合格するだけでも、サイバーセキュリティに関する一定水準の知識・技能を持つことを示す材料になります。

一方、「情報処理安全確保支援士」という資格名称を正式に使用するには登録が必要です。登録後は3年ごとの更新が必要で、原則として所定の講習を受講しなければなりません。

試験合格までを目指すか、登録まで行うかは、資格名称を使用する必要性や今後取り組みたい業務などを踏まえて検討するとよいでしょう。

AWS Certified Security – Specialtyとの違いは?

情報処理安全確保支援士は、ネットワーク・暗号技術・法令・リスク管理・情報セキュリティマネジメントなど、幅広いセキュリティ知識を扱う国家資格です。

一方、AWS Certified Security – Specialtyは、AWS環境におけるデータ・ワークロードのセキュリティに関する専門知識を認定するAWSの資格です。

セキュリティ全般を幅広く学びたい場合は情報処理安全確保支援士、AWS環境のセキュリティを深く学びたい場合はAWS Certified Security – Specialtyというように、目指す業務に合わせて選ぶとよいでしょう。

両方を取得すると、セキュリティ全般とAWS環境のそれぞれについて知識を示せます。

まとめ

情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティ分野における高度な知識・技能を評価する国家資格です。

フリーランスエンジニアにとっては、セキュリティ案件への応募やクラウド・インフラ分野で、自分の専門性を示す材料の一つになります。2026年度からはCBT方式へ移行し、科目名称も科目A-1・科目A-2・科目Bへ変更されました。

学習では、科目A-2で専門知識を確認しながら、早めに科目Bの記述問題へ取り組むことが大切です。2026年度のCBT問題は公開されないため、IPAが公開している2025年度以前の過去問や、2026年度に対応した教材を活用しましょう。

また、2027年度からは試験制度の一部変更が予定されています。受験時期に応じてIPAの最新情報を確認し、本記事で紹介した受験記・教材・サイト・講座を参考に、自分に合う方法で学習を進めてください。